2024 Fiscal Year Annual Research Report
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20K01950
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| Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
津田 秀和 愛知学院大学, 経営学部, 教授 (80329599)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小室 達章 金城学院大学, 国際情報学部, 教授 (00335001)
横山 恵子 関西大学, 商学部, 教授 (00349325)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | NPO / 事業承継 / 理事会 / 兼業 / 柔軟性 / 計画性 |
| Outline of Annual Research Achievements |
令和6年度は、令和5年度までに実施したアンケート調査、レビュー、フィールド調査を踏まえ、NPOの事業承継メカニズムの解明とNPOの事業承継問題を克服するマネジメントモデルの提唱に向けた更なるレビューとフィールド調査を行った。愛知県におけるNPOの事業承継に関するフィールド調査を行った結果、既存研究において重視される事業承継の時期や人選を計画的に進める計画性の側面の重要性は一定程度存在するものの、4団体の事業承継においては、計画にとらわれず柔軟な対応策を施す柔軟性も重視されていたことが確認された。また、理事会の役割において既存研究では事業承継全般の監督と統制の役割が強調されていたが、理事会が事業承継を進める代表理事に対し、事業承継後に支援的な役割を果たす必要性が指摘された。既存研究全般の特徴として、事業承継前の状況や準備に視点が置かれる傾向があったが、フィールド調査からは事業承継中、事業承継後の理事会を中心とする関係者の支援のような状況が重要であることが示唆された。さらに人的資源に乏しいNPOにおいて後継者候補の確保は大きな問題であるが、先進事例においてはその候補者の確保において緩やかな参加から運営の中心に導いていく仕組みを持っていること、兼業の代表を立て、それを支援する体制を持っていることが確認された。 具体的な成果として愛知県のフィールド調査結果に関する報告(日本経営学会第98回大会)を指摘することができる。また、4団体のフィールド調査結果をまとめた論文を日本マネジメント学会の学会誌に投稿し、掲載が認められた(2025年度発行予定の学会誌に掲載される)。
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