2020 Fiscal Year Research-status Report
E-business implementation and performance: analysis of SME retailers in Japan
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20K01954
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
岡山 武史 近畿大学, 経営学部, 准教授 (50610713)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浦上 拓也 近畿大学, 経営学部, 教授 (10351561)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | アパレル産業 / eビジネス / 企業パフォーマンス |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は主に分析のためのデータセットの構築を行った。矢野経済研究所のSPAマーケット総覧を2冊購入し、すでに保有していた過年度のもの2冊と合わせて4か年分のアパレル企業のパネルデータを構築することができた。このデータセットに加え、学生アルバイトを雇いアパレル企業のWEBサイトよりEビジネスの情報を収集した。以上のデータおよび情報をもとにEビジネスの企業パフォーマンスに与える影響の分析を行い、英語論文の執筆を行った。その成果は近畿大学ワーキングペーパーとして取りまとめ、かつ英国の学術誌(Journal of Fashion Marketing and Management)に投稿を終えたところである。この論文には中国北京の北京航空航天大学の欧陽桃花教授と武学穎博士も参画しており、国際共同研究の成果として取りまとめを行ったものである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
アパレル産業のEビジネスの取り組みを調査するにあたり、製造業の分野で世界的に活躍し多くの業績を出している中国北京の北京航空航天大学の欧陽桃花教授と武学穎博士に協力いただけることとなり、現在国際共同研究として発展させ研究に取り組んでいるところである。すでに英語論文を1件執筆し、海外の学術誌に投稿を済ませている。
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Strategy for Future Research Activity |
中国北京の北京航空航天大学の欧陽桃花教授は2021年度から5年間にわたり中国の国家プロジェクトを採択し中国と諸外国の製造企業に関する調査研究を進めることとなった。本研究プロジェクトと共同で日本企業の調査を行う計画もあり、特にD2CなどEビジネスの実態調査を行う予定となっている。引き続き、欧陽教授および武博士に協力いただきながら研究を深めていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
おおむね計画通りに支出しているが、新型コロナウィルスの影響により海外での研究発表が制限され、海外渡航旅費を執行することができなかった。しかし、本研究プロジェクトは国際共同研究として研究の範囲を拡大したところであり、新型コロナウィルスの状況を精査しつつ、海外出張が可能となった時点で海外研究者との打ち合わせや海外学会での研究成果の報告を積極的に行い、そのための旅費として執行していく計画である。
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Research Products
(1 results)