2022 Fiscal Year Research-status Report
E-business implementation and performance: analysis of SME retailers in Japan
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20K01954
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
岡山 武史 近畿大学, 経営学部, 准教授 (50610713)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浦上 拓也 近畿大学, 経営学部, 教授 (10351561)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | アパレル産業 / Eビジネス / 企業パフォーマンス |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は昨年度に海外学術誌International Journal of Electronic Marketing and Retailingに掲載が決定した論文の出版までの手続きを進めているところである。一方、研究協力者の武学穎博士(令和5年4月徳島大学着任予定)の日本政府の繊維産業に対する政策の変遷と将来の方向性が英語論文として取りまとめられSpringer社より出版される書籍に掲載された(Industrial Structure Change and Corporate Strategy: The Case of the Japanese Apparel Industry)。 令和3年度までの研究は主にアパレル中小企業において電子商取引(E-Commerce)あるいはオンライン販売がパフォーマンスに影響するのかどうかについての統計的な手法による実証分析に取り組んできた。令和4年度はこの研究成果の次のステージとしてオムニチャネル戦略の先行研究のサーベイを進めているところである。既存の小売店がオンライン販売に取り組む場合、実店舗の販売に加えオンライン販売を追加するという「チャネルの追加」すなわちマルチチャネル戦略に取り組むことになるが、それでは在庫をそれぞれに持つ必要がありコスト高となる可能性がある。そこで、在庫情報に加え顧客情報を実店舗販売とオンライン販売について統合(オムニチャネル戦略)し、コスト削減と効果的なマーケティング戦略を諮ることが可能になると考えられている。今後はオムニチャネル戦略に関するインタビュー調査やアンケート調査を実施したいと考えており、そのためにも諸外国で実施されているオムニチャネル戦略に関する先行研究をサーベイすることが重要となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
アパレル産業のEビジネスに関して、製造業の分野で世界的に活躍し多くの業績を出している中国北京の北京航空航天大学の欧陽桃花教授と武学穎博士に協力いただいた成果が、国際共同研究の共著論文として完成し、海外の学術誌International Journal of Electronic Marketing and Retailingに投稿後、令和4年1月にアクセプトされ掲載が決定している。さらに、研究協力者の武学穎博士の論文がSpringer社の書籍に掲載が決定しすでに令和5年1月に出版されている。
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Strategy for Future Research Activity |
中国北京の北京航空航天大学の欧陽桃花教授の研究プロジェクトは2021年度から5年間の中国の国家プロジェクトとして採択され、中国と諸外国の製造企業に関する調査研究が進行中である。本研究プロジェクトと共同で日本企業の調査を行う計画であり、特にD2CなどEビジネスの実態調査を行うよう段取りを進めている。合わせてEビジネスの具体的事例としてSNSマーケティングが拡大傾向にあるため、その研究動向についても調査を進めている。
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Causes of Carryover |
おおむね計画通りに支出しているが、新型コロナウィルスの影響により海外での研究発表が制限され、本年度も海外渡航旅費を執行することができなかった。新型コロナウィルスが落ち着いてきたことから海外研究者の招聘を行ったが、さらに海外での研究成果の発表の機会を検討する計画である。
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Research Products
(2 results)