2020 Fiscal Year Research-status Report
Empirical Research on Internet Based Marketing Communication of SMEs and Consumers
Project/Area Number |
20K01990
|
Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
王 怡人 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (20290538)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 中小製造企業のネット情報発信 / 消費者によるネットクチコミ |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度では,質問項目を精査するために,インターネットにおけるコミュニケーションやブランド構築に関連する書籍を購入し,理論レビュー,および質問票の素案が完成した。 コロナの影響で実際に移動ができないため,学外の研究者とオンラインで検討会を3回ほど実施した。オンライン研究会なので,旅費と開催費は使用していない。 その内容をふまえて,総務省が公表した2次データを用いて,問題整理のための紀要論文を一本完成した。大学紀要に投稿したため,投稿費用も発生しなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
質問票調査の素案はできたが,プリテストを実施するために調査会社と相談した結果,質問票のプリテストと本調査の実施を見送った。その理由は,調査対象となる中小企業の多くはコロナの影響で経営状況が悪化し,調査に応じられる情況ではなかったためである。そして,このような情況の中でネットクチコミとネットにおける中小企業のマーケティング展開について,調査を実施してもネット対応ができる企業からしかデータが得られないため,調査結果の普遍性に支障が生じうるので,調査の実施を見送った次第である。 なお,本研究の第1段階での調査が見送ったこともあり,予定している学会の開催もコロナの影響で延期したため,2020年度の学会参加と報告も行えなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
2021年度では,コロナの情況を勘案し調査の実施方法と対象に関する工夫を講じ,再度調査項目の精査と調査の実施を積極的に行う予定である。 具体的に,中小企業について,サービス系,物販系,製造系といった企業の性質によって分類し,それぞれのカテゴリーからデータを抽出する予定である。この抽出作業を経てから,比較するために消費者対象の質問項目を2021年度の後半で再検討する予定である。 そして,研究内容も従来予定した平常情況においての比較調査ではなく,コロナのような企業および消費者の行動を大きく制限する環境要因が存在するという前提において,企業および消費者のネットコミュニケーションの変化について調べる方向で調整する予定である。
|
Causes of Carryover |
2020年度で実施できなかった質問票調査を2021年度で調整して実施するため。そして海外への渡航制限が解かれれば,海外の学会に参加し,調査に関連する情報収集と意見交換を行う予定である。海外の渡航が困難な場合,オンラインで情報交換と収集を行う。使用しなかった旅費を調査するための費用に活用する。
|
Research Products
(1 results)