2022 Fiscal Year Annual Research Report
内容分析からみた非財務報告書の国際分布と二言語間の比較分析
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20K02045
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Research Institution | Dokkyo University |
Principal Investigator |
大坪 史治 獨協大学, 経済学部, 教授 (20555263)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黄 海湘 獨協大学, 経済学部, 非常勤講師 (60626505)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 非財務情報 / 統合報告書 / 情報ディスクロージャー / テキストマイニング / IIRC / GRI |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、国際的に多様化する非財務情報の開示内容および非財務報告書の形態の分析を通じて、その変遷、トレンド、枠組みなどを理解し、将来予測や企業ごとの位置関係の把握を目的としている。 本年度の研究は、2017年から2020年度にかけて選出されたGlobal100企業500社と東証プライムに上場する日本企業3,395社の非財務報告書について、テキストマイニング手法を用いて内容分析を行い比較分析している。分析の目的は、IIRCフレームワークとGRIスタンダードを軸にして、国際的に評価されるグローバル企業の非財務報告書と日本の上場企業との非財務報告書の特徴を明らかにすることである。 結果として、Global100企業の非財務報告は,IRとGRIの両者に配慮した情報開示を行いながら,投資関連情報を十分に組み込んでいることが大きな特徴であること、日本企業の非財務報告は,IRフレームワークとGRIスタンダード以外の多種多様なガイドラインやガイダンスに従っている傾向にあり,加えてその他の企業独自の内容が多く含まれていることでGRIの基軸にあまり適合していないこと、さらにIRにやや強い相関が確認され,経年的にみても全体としてIRに少しずつ偏っていく傾向にあることなどが明らかになった。
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