2021 Fiscal Year Research-status Report
Older Migrant Women and Social Well-being: Looking at the Case of Filipino Women in Japan's Rural Areas
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20K02098
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 移民 / 加齢移民 / 日本の農村 / ソーシャルウェルビイング / 女性 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度に、本研究の目的を達成するために、現地調査(フィールド調査)を行いました。研究計画書に書かれたように、山形県と新潟県で調査を行い、特に聞き取り調査や参与観察という形の調査研究を行いました。主に、山形県新庄市と新潟県長岡市に行き、各地のカトリック教会での調査も行いました。
2021年の10月と12月に短期間で新潟県長岡市在住のフィリピン人たちを交流し、参与観察という形で、調査を行いました。新潟教区のフィリピン人神父様のローレンゾ神父にもインタビューを行いました。2021年10月末から11月2日まで、山形県新庄市で調査を行い、新庄カトリック教会にも訪問しました。新庄教会でフィリピン人移民にお会いができ、彼女らの多くのが80年代後半から90年代に「農村花嫁」(結婚移民)として来日されました。また、この時にも、新庄市から宮城県仙台市に行き、フィリピンのカトリック教会の担当者にもお会いし、インタビューしました。仙台の高齢化するフィリピン人に関して話してもらいました。
現在、本調査を続けております。今まで収集したデータを整理し、分析しています。コロナの状況に応じて、次回のフィールド調査を5月下旬に設定しています。また、投稿論文を執筆するために、データを整理中で、論文を書き始めました。2022年度末にも『アジア(日本)の高齢化する移民』というシンポジウムを開催する予定です。現在、このシンポジウムの準備などを始めました。今のところ、シンポジウムは2022年12月又は2023年1月に開催する予定です。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、調査を続けて、4月末または、5月上旬を現地調査を行うつもりです。主に、週末に現地に行きます。ゴールデンウイークにもフィールドワークに行きます。今回も秋田県にいくつもりです。
データ収集をとともに、データの分析を行います。学術論文の作成も続いております。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究を続ける上で、東北・北陸だけでなく、西日本と九州にも研究対象を広げたいと思います。5月下旬にまた新潟で調査を行い、秋田県秋田市にも調査を行う予定です(現在、秋田市教会の神父様と確認中です)。理由は、「日本における加齢移民」のテーマで、書籍を執筆するつもりです。最近、エイジング(高齢化)移民に関する研究の重要性は益々認識されていますので、学術的な書籍(本)を出版されることが大事だと思います。この理由で、この研究を継続する必要があります。
また、2022年末に国際シンポジウムを行うつもりです。(対面または非対面が決定していません。)
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Causes of Carryover |
次年度(2022年)使用額が発生した理由が二つがあります: 1)2021年度の春休み(2022年3月)に予定していたフィールドワークを延期しました。コロナの状況が拡大しているので、現地調査を一時的に停止し、2022年の4月・5月に行います。 2)また、2022年度の夏休み(8月)にフィールドワークとフォローアップ調査を行うつもりです。この現地調査の予定は、科研費を応募するための研究計画書に書かれてます。ですので、2022年夏のフィールドワークのための予算が必要です。
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