2022 Fiscal Year Research-status Report
Transformation of citizenship of Britishi living in the EU after Brexit
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20K02145
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
鈴木 規子 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50610151)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | EU / パンデミック / ヨーロッパ市民権 |
Outline of Annual Research Achievements |
イギリスのEU離脱直後に起こったコロナ禍において、政府がどのような対策をしたか、そしてそれに対する市民の反応について理解するため、公共政策に関するアジア欧米の国際比較をした書籍2冊の出版に関わった。共同研究を通して海外の研究者と交流ができたことは大きな成果だった。 ①Public Behavioural Responses to Policy Making during the Pandemic Comparative Perspectives on Mask-Wearing Policies, Edited By Noriko Suzuki, Xavier Mellet, Susumu Annaka, Masahisa Endo, Routledge, 2023. 筆頭編者として13か国の比較研究をとりまとめた。 ②Quand la pandemie bouleversa le monde, Jean-Michel De Waele, Ahmet Insel(eds (担当:分担執筆, 範囲:Japon : la politique "top-down" sans coordination et ses limites(Chapitre 11)), Larcier, October 2022. 日本に関する章を担当した。他の章にはベルギーやイタリア、中欧に関する論文が含まれて、コロナ第1波における政治状況をよりよく理解することができた。 2024年刊行予定の『EU百科事典』の「ヨーロッパ市民権」の項を執筆担当した。 早稲田大学EU研究所の研究会にて「EUの難民支援とSDGsーシリア難民への高等教育支援」について発表した。この報告をまとめた論文が『国連SDGsとEU統合の新展開』(成文堂)から2023年出版予定である。EUとイギリスの関係について理解が深まった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度はコロナ感染状況がまだ改善せず渡航規制もあったため、思ったよりも海外での調査が進まなかった。 夏に調査地であるフランス・リールへ渡航できたが、バカンスだったためインタヴュー調査を予定通り進めることができなかった。リールには知り合いがいないため、手探りでコンタクト先を探しているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
現地調査が難しいため、オンラインで研究者やインタヴュー相手との接触を試みている。リールでの調査については、在仏イギリス人コミュニティにソーシャルネットワークを通じてコンタクトをとってみる。今年の夏にフランスを訪問する予定である。
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Causes of Carryover |
調査が進まなかったため、謝金などの支出がなかったから。別の業務とあわせて海外渡航したため、費用を合算したため予定よりもかからなかった。余った分は次年度に使用する予定である。
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