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2022 Fiscal Year Annual Research Report

東京高層化地域における事業所変遷の実態と数理モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 20K02167
Research InstitutionHosei University

Principal Investigator

坂本 憲昭  法政大学, 経済学部, 教授 (70386324)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywordsコンパクトシティ / 団地 / Google検索 / 小地域事業所数 / 待ち行列のシミュレーション手法 / Fuzzy制御 / ドーナッツ化現象
Outline of Annual Research Achievements

令和4年度の研究は,申請時の研究計画に示した項目で未発表及び令和3年度からの継続である「海外」と「団地」のコンパクトシティに注力した。
「海外」については,海外渡航が困難な状況によりGoogle及びGoogleマップを活用した。令和3年度に台湾の市区町村区分での6業種の事業所数を取得する手法を提案し発表した。発表時の質疑応答を踏まえて令和4年度はGoogleによる統計データの信頼性を検証した。その研究成果の特記事項として,検証手法のなかで深層学習(Deep learning)の利用がある。統計データを処理する分野では機械学習や深層学習の適用事例や活用手法の従来研究が少なく,本提案手法はひとつの方向性を示すものである。結果を統計分野の学会である経済統計学会において発表し,5年ごとに調査がおこなわれる(公的統計)経済センサスの補完利用および検証性の意義として用いられる可能性を得た。
「団地」については,従来研究で見ることができない「コンパクトシティのサーベイ論文」をまとめ,そのなかで,コンパクトシティの分類及び定義をおこない,本研究が対象とする該当地域になりうる団地と東京湾岸地域,海外のいくつかの都市を調査結果とともに紹介した。特に海外都市においてはその成り立ちの歴史的経緯もあわせて示した。
付随した研究成果の2点示す。令和3年度に継続して「待ち行列のシミュレーション手法」について制御精度の向上を図った。具体的にはFuzzy制御を適用する効果を発表した。次に,大正時代の日本で最初となる第1回と第2回国勢調査の結果により居住地のドーナッツ化現象が明らかにされており,その定量的表現手法の研究に着手したなかで当時の宅地開発がコンパクトシティの起源になっていることをあきらかにした。

  • Research Products

    (5 results)

All 2023 2022

All Journal Article (2 results) (of which Open Access: 2 results) Presentation (3 results)

  • [Journal Article] 大正時代におけるドーナッツ化現象の表現手法2023

    • Author(s)
      坂本憲昭
    • Journal Title

      オケージョナル・ペーパー,法政大学日本統計研究所

      Volume: 125 Pages: 1-17

    • Open Access
  • [Journal Article] コンパクトシティのサーベイ―徒歩20分圏内及び団地と東京湾岸地域―2022

    • Author(s)
      坂本憲昭
    • Journal Title

      経済志林(法政大学経済学部学会)

      Volume: 90 Pages: 117-145

    • Open Access
  • [Presentation] 事業所数Google検索についてDeep learningによる検証2022

    • Author(s)
      坂本憲昭
    • Organizer
      日本オペレーションズ・リサーチ学会
  • [Presentation] Google検索による小分類事業所数の取得について2022

    • Author(s)
      坂本憲昭
    • Organizer
      経済統計学会
  • [Presentation] フィードバック制御による客到着率の取得2022

    • Author(s)
      坂本憲昭
    • Organizer
      日本オペレーションズ・リサーチ学会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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