2023 Fiscal Year Research-status Report
社会的ハイリスク妊婦へのヘルスリテラシー向上にむけた支援モデルの開発
Project/Area Number |
20K02227
|
Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
重松 由佳子 (有馬由佳子) 久留米大学, 医学部, 教授 (90320390)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤野 成美 佐賀大学, 医学部, 教授 (70289601)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 社会的ハイリスク妊婦 / ヘルスリテラシー / ネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
貧困、望まない妊娠、孤立などの社会的困難を抱えている社会的ハイリスク妊婦は全妊婦の15%をしめている。社会的ハイリスク妊婦は、身体面や精神面にも課題を抱えている場合が多い。その為、妊娠期の過ごし方や育児に不安を抱えている。しかし、周囲との関係は希薄なことが多く、必要な支援につながりにくい。支援者もどのように対応するとよいのかわからず困惑している。周囲の支えや情報・支援の受け入れを決定する力のことをヘルスリテラシーという。本研究は、社会的ハイリスク妊婦が周りの支えや情報・支援につながる専門職の関わりについて、ヘルスリテラシーの視点から検討することを目的としている。 本年度は、社会的ハイリスク妊婦のヘルスリテラシーの実態と支援の実態調査を行う予定であった。現在、調査実施に向けて項目を洗練するための子育て世代包括支援センターの保健師へのインタビューを行っている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
社会的ハイリスク妊婦のヘルスリテラシーの実態と支援について調査用紙の項目の洗練にむけて子育て支援包括支援センター職員へのインタビューを行う計画であったが、業務多忙等によりインタビュー調整が難しく、インタビュー実施に時間を要した。現在、倫理審査申請にむけて、インタビューデータを整理し調査項目を検討している。
|
Strategy for Future Research Activity |
社会的ハイリスク妊婦のヘルスリテラシ実態と支援について実態調査を行い、調査結果をもとに、社会的ハイリスク妊婦が周りの支えや情報・支援につながる専門職の関わりについて、ヘルスリテラシーの視点から検討する。
|
Causes of Carryover |
社会的ハイリスク妊婦に支援者への実態調査をおこなうための、調査用紙印刷、郵送依頼費、印刷費、データ入力人件費等に使用予定である。
|