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2022 Fiscal Year Research-status Report

地方におけるスクールソーシャルワーカ―活用のモデル開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20K02234
Research InstitutionKumamoto Gakuen University

Principal Investigator

山口 倫子  熊本学園大学, 社会福祉学部, 講師 (30460637)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡崎 茂  島根大学, 学術研究院教育学系, 特任教授 (20870132) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywordsスクールソーシャルワーク(SSW)実践度 / SSW実践度を左右する要因 / 配置類型
Outline of Annual Research Achievements

2022年度は、主として全国の教育委員会を通じて、スクールソーシャルワーカー(以下、SSWer)を対象としたスクールソーシャルワーク(以下、SSW)業務に関する質問紙調査を実施するために取り組んだ1年であったと言える。調査票の項目は100項目以上となった。先に本研究で実施した質的研究結果を基に筆者自身が設定した項目と、先行研究等から得た知見を入れる形でミックスした調査票を作成した。
しかし、予想外に調査項目の検討に時間を要し、調査票の完成が当初の予定より3カ月以上遅れることになったため、年内(12月)に実施するつもりであった調査時期が大幅にズレこんだ。結果的に、質問紙調査を実施・郵送できたのが2月中旬であったため、回収期限を3月の年度末までとした。調査票は、全国の都道府県、政令指定都市及び中核市の全教育委員会に配布した。しかし、「1名もSSWerが居ない」と連絡があった自治体の教育委員会もあった。また、協力いただけなかったところの多くは、年度末の時期と重なったことで、今年度中にSSWerが集まる機会が物理的にないとの理由からご協力いただけなかった。他には、そもそも「一切調査には協力できない」と返送されてきたところもある。

以上から、調査票の配布数は結果的に1,345通となり、その内337通を回収し、回収率は25.5%となった。現在、単純集計をまとめたところであり、本研究の主目的であるSSW実践に影響を与えている要因を探る分析はこれからである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

上記で述べた通り、調査票の作成遅れから、SSWerへの調査実施が数か月遅れたため、研究全体としては予定より遅れている。

Strategy for Future Research Activity

今年度が本研究の最終年度であるため、現状では多少遅れているが、何とか年度内に4年間の研究成果としてまとめられるように努力をする所存である。

まずは、量的調査のデータを分析することから始める。分析方法は、SSW実践度について探索的因子分析を行い、その後、独立変数との重回帰分析を実施することを想定している。そして、量的調査の結果が出た時点で、先に進めてきた質的研究の部分と合わせて論文にまとめたい。

Causes of Carryover

今年度は調査票の印刷やデータ入力の謝金など、研究に伴う予定通りの支出を行った。しかし、前年度以前はコロナ禍において視察等の出張ができておらず、その分の費用が繰り越しされている形になる。

残金は、4年間の研究成果をまとめた報告書の作成費として充てたいと考えている。

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Published: 2023-12-25  

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