2022 Fiscal Year Research-status Report
自宅で生活する軽度認知症の人のための居住環境整備の手法の体系化
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20K02237
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
大島 千帆 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授(テニュアトラック) (40460282)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 軽度認知症 / MCI / 在宅 / 居住環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、認知症が軽度の際に求められる居住環境整備の手法の体系化を行うことである。本研究は、住宅(集合住宅を含む)の居住環境整備を認知症ケアの技術の1つと捉え、認知症の進行の段階に合わせた適切な居住環境整備の実施により、認知症の人が住まいや地域社会における生活の継続に繋げることを目指す研究である。 2022年度については、自宅で生活する①軽度認知障害(MCI)、②軽度の認知症の人、③認知症が疑われる人を対象とし、居住環境整備に関するインタビュー調査を進めた。居住環境整備の経年変化を把握するため、同じ対象者に対し2回の調査を実施する計画であり、2022年度は1回目の調査に取り組んだ。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究では、対象者の自宅に研究者が訪問し、インタビュー調査を実施する設計である。新型コロナウィルスの流行により、調査の中止や延期、研究の見直しを行なってきたためである。対象者が高齢者であり重症化のリスクが高いこともあり、やむをえない状況であった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナの感染症法上の位置づけが、2023年5月に「5類」へ移行したため、当初予定通り訪問調査を継続する予定である。また、当初計画では地域包括支援センターへのアンケート調査を実施する計画のため、予定通り実施する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの流行の影響により、予定通り調査を実施することが困難になり、次年度使用額が生じたため
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