2020 Fiscal Year Research-status Report
過疎地域における中間支援機能の解明と「集落」単位の課題解決モデル開発
Project/Area Number |
20K02268
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
中田 雅美 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (10469257)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 過疎地域 / 集落 / 中間支援機能 / ソーシャルワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、新型コロナウィルスの影響で十分な研究活動を行うことができなかった。 本研究課題の初年度である2020年度は、先進事例3地点(高知・新潟・山形)でのフィールドワークを実施することを予定していた。しかし、そのすべての地点で、フィールドワーク及び実査(質的・量的調査)を実施することがかなわなかった。高知県においては、すでにアポイントメントを取り、訪問予定であった市町村等において訪問延期となり、現在も訪問できない状況にある。新潟市については、フィールドワークの実施はかなわなかったが、調査協力者のNPO法人の担当者とは打合せを行うことができた。山形県においては、継続して訪問している市町村の担当者とのメールでのやりとりのみとなり、実査を行うことができなかった。北海道内の市町村においては、調査候補地の調査協力者と打合せを行い、調査協力の内諾をいただいているところである。 本研究課題は、先進事例における取組を通した、北海道内の過疎地域における質的・量的調査の実施を計画している。調査対象地域における調査が思うように行えないことで、研究実績の蓄積もできていない状況といえる。今後、研究機関の延長も含めて研究計画の見直しが必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実績の概要でも説明したが、新型コロナウィルスの影響で予定していたフィールドワーク(調査対象地域における実査)を全く行うことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題の研究計画を大幅にリスケジュールする必要がでてきている。現在の状況では、研究課題遂行に充分な状況であるとはいえない。今後は、オンライン会議システム等の活用も含めて、事態の状況をみながら適切に判断し、研究を遂行したい。 ただし、北海道内の複数地域での調査の実施については、調査協力者等の内諾を得られている状況であるため、アンケート調査の実施など、なるべく非接触型のデータ収集から進めることや、問題意識などを共有する研究者等との研究会をオンライン会議システムで実施するなど、本状況下でも実施できることを遂行するよう努めたい。
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Causes of Carryover |
研究初年度で会った2020年度に実施予定であったフィールドワーク及び実査(質的・量的調査)が全く実施できなかったことで、旅費ならびに人件費・謝金が全く使用されない状況となったため。
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