2021 Fiscal Year Research-status Report
過疎地域における中間支援機能の解明と「集落」単位の課題解決モデル開発
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20K02268
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
中田 雅美 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (10469257)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 過疎地域 / 集落 / 中間支援機能 / ソーシャルワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度に引き続き、新型コロナウィルス感染上の観点からフィールドワーク等に出られず、学会発表等もオンラインでの実施となった。2022年度以降の実施を目指し、継続的にフィールドワーク先の担当者等と連絡を取り合い、研究の継続をはかっている。 唯一2021年度の成果として、新たに本研究に関連するフィールドとして山形県遊佐町との関係がうまれた。遊佐町では、まちづくりに町内在住・町内進学の中高生が意見を表明することができる[少年議会]が存在し、教育委員会所管で約20年にわたって活動してきている。とかく長く住んでいる住民が地域の活動に従事することが多くなるが、中高生という将来につながる若者がまちづくりに参画していること、それが20年もの間続いていることは特筆すべきである。今年度は少年議員たちが議論をする場に出かけ、関係者にインタビュー調査を実施することができた。 上記調査結果の公表には至っていないが、遊佐町への踏査と、これまでの研究成果の蓄積をオンラインながら学会発表、所属学部の紀要に投稿できたことが今年度の実績といえる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実績の概要でも説明したが、今年度も新型コロナウィルスの影響で調査対象地域における実査及び学会発表等を行うことができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度に引き続き、2年間の研究推進の停滞がおこっている。 ただし2021年度は、新たなフィールドでの踏査や、オンラインでの学会報告や所属学部での論文投稿を行うことができた。2022年度以降は所属機関の変更もあるため、研究機関の延長も含めて検討し、積極的に研究を推進したい。 また、新潟県や北海道の調査対象地域の担当者とは引き続き調査等の実施に向けて関係形成に努め、対面・非対面含めた調査等の実施を計画したい。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が0でないのは、2020年度・2021年度の2年間、新型コロナウィルス感染対策の必要性に応じて研究の遂行が困難であったことがその理由である。今後も必要ないものを無理に使用するのではなく、研究期間の延長も含めて実施可能な使用計画をたてる。
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Research Products
(2 results)