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2021 Fiscal Year Research-status Report

先端技術による視覚障害者の歩行支援システムの開発及び実証的研究

Research Project

Project/Area Number 20K02269
Research InstitutionHachinohe Institute of Technology

Principal Investigator

安部 信行  八戸工業大学, 大学院工学研究科, 准教授 (30433478)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords視覚障害者 / 歩行事故 / 歩行訓練 / VR / 誘導方法
Outline of Annual Research Achievements

今年度は、研究計画調書にも記した、視覚障害者サポート及び教育用VRシステムの現状に関する調査と歩行訓練・支援に利用するための調査及び予備実験を実施した。
視覚障害者サポート用VRシステムの検討に関しては、聴感に絞り、日常生活で聴く「音」を対象として、様々な予備実験を行った。日常生活における「音」に関して、5つを選定し、それらについて、形容詞を用いて語句のイメージを数値化し、特徴などの共通点、相違点を分析するSD法を用いて、聴感実験及び分析を行った。5つの音は「100円玉同士をこすり合わせた音」「1円玉同士をこすり合わせた音」「横断歩道の音響信号機の音」「白杖によるタッチテクニックの際の点字ブロックを叩いた音」「視覚障害者用のトイレの音声案内のサイン音」である。以上の音を用いて聴感実験を実施したところ、日常生活の「音」に関しての感じ方の傾向が確認できた。
教育用VRシステムについては、360度カメラを用いて、視野狭窄と中心暗点を再現し、それらをVRゴーグルを使って晴眼者に見てもらい、評価する予備実験を行った。
その他、今年度はマイクロビットカメラを利用した視覚障害者の遠隔誘導法に関する検討も実施した。マイクロビットカメラを利用し、スマートフォンに送られてくる画像をチェックしながら、遠隔で方向や障害物などを指示するものである。介助者とのソーシャルディスタンスも取りつつ、振動モーターで方向を指示することのできる歩行支援アイテムの開発を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

コロナウイルスの感染拡大によって、行動制限がなされ、国内外への調査に多大な影響が発生した。

Strategy for Future Research Activity

今後もコロナウイルスの感染拡大の影響を把握しながら、研究を進めていく。
今後は、これまでの歩行事故調査アンケートの結果などを踏まえて、歩行訓練用のアイテムの開発を行い、コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮しながらではあるが、実証実験の実施を目標として研究に取り組んでいく予定である。

Causes of Carryover

コロナウイルスの感染拡大の影響があり、思うような国内外の調査を実施することができなかった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 視覚障害者の歩行環境整備のための歩行事故に関する基礎調査2021

    • Author(s)
      安部信行
    • Organizer
      日本建築学会大会学術講演梗概集

URL: 

Published: 2022-12-28  

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