2021 Fiscal Year Research-status Report
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20K02282
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
秋葉 武 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (00340480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 類臣 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (60635093)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | NPO / 経営学 / メディア論 / 市民社会論 / 日本 / 韓国 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナの影響により前年度に引き続き遠方への出張が困難となり、研究計画を一部変更した。当初想定していたNPOの近接領域も射程に入れながら、研究代表者、分担者とも、主に日本のNPOの動態的変容についての研究を進めた。研究代表者は、外部環境の変容のなかでNPOの組織基盤強化が求められているという視点で研究を進め、日本NPO学会において、 「NPOの組織基盤強化」に関するテーマで学会発表を行った。これら学会で、NPOの組織基盤強化やコンサルティングをテーマにした学会発表は稀で、独自の視点から研究成果を報告することができた。成果は紀要で「NPO の組織基盤強化─ NPO 砂浜美術館(高知県黒潮町)の財源の変遷から─ │ として公表した。またオンライン招待講演「2021日韓市民100人未来対話」(韓国国際交流財団主催)では「気候危機と日本の環境NGO」として報告し、NPOの取り組む自然エネルギー事業が地方において新たな雇用創出の場になっていることを報告した。 研究分担者はメディア論の視点から日韓のオルタナティブメディア、社会的企業等の研究を進め、研究成果の一部を「ジャーナリズムにおける日韓連帯の事例研究」、コメント発表「戦後日本の市民運動と「朝鮮問題」」として公表した。また日本の市民運動・NPOによる朝鮮半島への姿勢を事例研究し、それを南北朝鮮間の文化交流と比較して、「日朝文化交流と南北交流の示唆点」( 2021年11月19日 韓国海洋水産開発院 )として公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
NPOや市民社会に関する理論的研究は一定程度進捗した。一方、新型コロナ禍で日本国内、韓国のNPOに対するフィールドワークは引き続き困難なため、現場からのフィードバックを理論化するという作業が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナが落ち着き次第、フィールドワーク、現地訪問を行った上で最終的な研究成果を報告する予定である。ただし新型コロナが収束しない場合、研究計画を一部変更し、理論研究を追加的に行うことで研究成果を公表する予定となっている。
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Causes of Carryover |
コロナ渦により主にフィールドワークの旅費、人件費の執行ができなかったため、次年度使用額が生じた。次年度にコロナが落ち着き次第、旅費、人件費を執行する予定である。
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Research Products
(9 results)