2023 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of Pilot Program for Alternative Family Based Response in Child Protective Services.
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20K02288
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Research Institution | Kobe Women's Junior College |
Principal Investigator |
畠山 由佳子 神戸女子短期大学, その他部局等, 教授 (60442331)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 曜子 日本医療大学, 総合福祉学部, 教授 (90300269) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 子ども家庭支援 / ケースマネジメント / 市区町村 / 支援型対応 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度については、コロナ禍で調査時期がずれたことも影響し、当初の最終年度末までデータ収集を行ったため、当初の計画から1年間延長することとした。前年度末まで収集したデータに対する分析を行いまとめ、公表のための準備を行う期間とした。 プロセス評価については次の3つの指標を対象にそのプロセスを評価した。 ① 本研究で開発したケースマネジメントモデルであるFARMを実施ケースに対する実践評価(ケース記録およびケースレビュー場面での参与観察における評価)② FARM実践に対する忠実度テスト (訪問評価者 および担当者に対する自己評価)③ 係員に対するフォーカスグループインタビュー調査。①については各区に2021年度~2022年度に30回訪問し、ケースレビュー時の参与観察のフィールノート及び録音データの分析を行っており、現在分析中である。②については、3区のうち、1区は3年目の実施が困難となったため、2区での評価となった。 アウトカム評価として、振り分け開始前(2020年9-11月)の児童相談所通告ケースにおいて振り分け基準に合致した114ケースと2021年11月-2月の対象区3区の振り分けケース36ケース(FARMを実施していないもの)、及びFARM実施21ケースとの間の6か月間の再通告回数、一時保護や措置回数、及び子どものウェルビーイング評価、家族への接触度のFARM実施前、6か月後、12か月後について比較した。またアウトカムとして実際をFARMを実践した支援者の自己評価(自己効力感尺度プレ、6か月後、12か月後)、各区における児童相談所との連絡回数、会議回数、及び同行訪問回数とそれぞれの支援者の満足度を指標として用い、それぞれFARM実施前と実施12か月後を比較した。
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