2022 Fiscal Year Research-status Report
社会的養護の比較歴史社会学的研究――日韓比較を通じた分析枠組みと指標の構築
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20K02303
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
野辺 陽子 日本女子大学, 人間社会学部, 准教授 (50722518)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 社会的養護 / 里親 / 施設 / 親族 / 養子縁組 |
Outline of Annual Research Achievements |
3年目にあたる今年度は、当初の予定では、社会的養護の歴史と実態の日韓比較を行うはずだったが、コロナ禍によるもろもろの遅れのため、予定通り分析を行うことができなかった。また、夏季休暇中に渡韓し、今までできなかった現地調査を行うつもりだったが、韓国大使館の混雑によってビザが取れなかったため、現地調査も行うことができなかった。そのため、調査ではなく、理論的検討を進めることとした。英語圏の要保護児童対策に関する発展論と類型論、福祉国家の日韓比較、東アジアの家族研究についての最新の文献を収集・レビューし、投稿に向けて準備を開始した。また、並行して若手の研究者と韓国の家族に関する読書会を立ち上げ、月1回議論をすることを通じて、韓国の家族・福祉に関する知見を深めるよう努めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本課題の初年度からコロナ禍となり、対応に追われて研究に取り組む時間が取れなかったことに加えて、コロナで現地調査ができず、コロナ禍による研究の遅れがなかなか取り戻せないため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、①理論的研究について論文にまとめ、投稿する、②現地調査に着手する、③韓国の学会で発表する、という3点を主に行う予定である。
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Causes of Carryover |
コロナのため、渡航ができず、現地調査ができなかったため。今年度の未使用額は次年度、可能なかぎり渡航し、現地調査や学会発表を行って使用する予定である。
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Research Products
(2 results)