2024 Fiscal Year Annual Research Report
非正規シングル女性への「社会保障リテラシー」獲得による自立支援に関する研究
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20K02311
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| Research Institution | Osaka University of Economics |
Principal Investigator |
森 詩恵 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (30341283)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服部 良子 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 客員准教授 (10183089)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 非正規雇用 / シングル / 女性 / 社会保障リテラシー / 社会政策 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は今年度が最終年度であるため、大きく4つ柱で研究を進めた。一つ目は、これまで非正規シングル女性の労働と生活実態を明らかにするために調査分析及び調査を実施した2つのアンケート、①先行研究として調査分析にかかわった大阪市調査(2018年度)及び②COVID-19後の実態把握のために実施した大阪市・札幌市・福岡市調査(2020年度:本研究課題で実施)をフォローアップする内容として、非正規シングル女性の労働と生活の実態調査(2024年度)を実施した。COVID-19から数年経過し労働環境の改善に向けて最低賃金の引上げなどが本格的に実施されている2025年1月時点での実態調査である。対象を大阪府、京都府、兵庫県、奈良県とし、30・40・50代合計300名(各100名)とした。今回は、どうのような労働や社会保障などについての関心があるかを把握するために項目も追加した。 二つ目は、非正規シングル女性を対象とした「社会保障リテラシー獲得プログラム」の実施である。アンケート調査対象者からプログラム参加者を募り、6名(3人×2グループ)で実施した。このプログラム実施によって、多様な非正規シングル女性像が明らかとなり、それぞれが抱える課題を明確にすることができた。また、今後のプログラム改善、普及に向けた課題も明確となった。 三つ目は、本研究の社会への周知・還元である。2024年3月には朝日新聞に非正規シングル女性のテーマ等で取り上げられ、2024年9月出版された新書『8がけ社会』(朝日新聞出版、2024年)では2頁にわたって研究に基づく内容が紹介された。 四つ目は、本研究が最終年度であることから、非正規シングル女性の労働と生活に対する支援課題を明らかにし、次年度以降の研究につながる視点・課題をまとめた。
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