2021 Fiscal Year Research-status Report
初老から高齢者における味覚・嗅覚・咀嚼力と食生活との関連を明らかにするための研究
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20K02372
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Research Institution | Nagoya Women's University |
Principal Investigator |
片山 直美 名古屋女子大学, 健康科学部, 教授 (90387663)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 味覚 / 嗅覚 / 咀嚼 / 嚥下 / 住民検診 / 食生活 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度において、8月に予定していた北海道八雲町住民検診は、新型コロナウイルスワクチン接種を優先するため中止となった。そのため、2019年度に行ったデータを基に、解析を進め、学会発表と論文作成を中心に研究を継続させた。 学会発表:日本栄養改善学会 「北海道Y町において行った嚥下に関するアンケート調査結果」2021年10月1-2日、日本めまい平衡医学会 「2019年度の八雲町住民検診における自覚的なめまい感、耳鳴り、頭痛、味覚、嗅覚に関する年代別結果」2021年11月11日、日本給食経営管理学会 「北海道Y町住民検診における嚥下に関するアンケート調査結果(2019)」
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度、2021年度に予定していた北海道八雲町での住民検診が中止となり、データが出ていない。実験計画に遅れが出ている。しかし、過去のデータから味覚・嗅覚と関連の深い視覚や聴力との関係がわかってきた。 さらに、名古屋市内の初老から高齢者に対して行った味覚・嗅覚・咀嚼・嚥下のデータとの比較を行い、地域による違いがあるかどうかについても検討中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、2022年度と2023年度において、2020年度と2021年度の遅れを取り戻すために、最小限の努力で最大限の成果を上げるために実験計画の見直しをおこなう予定である。そのために名古屋市在住の初老から高齢者に対して行った味覚・嗅覚・咀嚼・嚥下の結果を利用する。その結果を基に新たにアンケート調査用紙を作成し、簡易味覚検査キット、簡易嗅覚検査キットを各個人で行えるように(コロナ下であるため各個人がソーシャルデイスタンスを守って個別にすべてを行えるようにする必要があるから)工夫する(説明書をわかりやすく改善する)。場合いよっては自宅で行えるように準備を行う予定である。 得られたデータを解析し、学会発表並びに論文投稿を行う予定である。
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Causes of Carryover |
2021年度は8月に予定さえた北海道八雲町住民検診が中止となったため、予定していた研究費の支出(八雲町住民検診参加のための旅費交通費、八雲町住民説明会参加のための旅費交通費、データ入力のための謝金など)が行われなかったため、残金が生じた。 この残金については2022年度に行われる国際学会(COSPAR)への演題登録を行い、学会参加費として支払いを行った(すでに八雲町のデータを用いた発表内容が採択されている)。また2022年度の八雲町住民検診における旅費交通費、八雲町住民説明会参加のための旅費交通費として使用する予定である。
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Research Products
(4 results)