2022 Fiscal Year Research-status Report
アメリカの小学校における「教科担任制」導入下の教員免許制度と教員養成・採用・研修
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20K02468
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
成松 美枝 佐賀大学, 教育学部, 准教授 (40440812)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 小学校での教科担任制 / アメリカの小学校 / 教員免許状 / 教員養成 / 教員採用 / 教員研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、アメリカの小学校(1~5学年)で教科担任制を導入するために、どのような教員免許制度の下で、教員の養成・採用・研修を実施しているのかを明らかにすることである。本研究では、アメリカ・ウィスコンシン州の小学校を事例に、教科担任制の教員を確保するために、どのような教員免許制度の下で教員を養成しているのかを明らかにする。また、教科担任制を実施する小学校では、どのような基準で教員を採用し、力量形成の為の研修を行っているのかを明らかにすることを目的としている。 今年度もコロナ禍により米国への渡航調査が不可能であった。また、研究代表者自身が、所属機関の業務等のため本研究の時間確保ができなかったため、現地の小学校での観察・インタビュー調査は見送られた。現地訪問調査の代わりに、オンラインでの教育行政担当者へのインタビューを行い、対象者の資料の検討を行った。教科担任制の実施の学校の教職員へのインタビューについては、現在調査の認可を得るために教育行政局に申請中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2021年度に続き、コロナ禍で米国への渡航と現地の学校での調査が不可能となった。また、研究代表者が他の業務の為に当研究に時間を確保することが困難であったため、調査の実施が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、小学校で教科担任制を実施する、ノースキャロライナ州のシャルロット・メクレンバーグ学区に訪問を依頼して倫理審査の認可を待っている。2023年度は、小学校での教科担任制の実施の方法について、教員組織体制、教員の養成、採用、研修を検討する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍で米国への渡航調査が困難であったため。2023年度に渡航調査を実施する。
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