2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a lesson study model based on phenomenological pedagogy
Project/Area Number |
20K02476
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
宮原 順寛 北海道教育大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (10326481)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 授業研究 / 現象学的教育学 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度には北海道の小学校及び中学校を授業研究フィールドワークにて訪問し、現象学の知見を踏まえた記述を分析を行い、そこで得たものを踏まえて、日本教育方法学会編の『教育方法51――教師の自律性と教育方法』(図書文化社、2022年)に「授業研究者をとりまく教育臨床研究の倫理に関わる問題群」と題した論文を発表した。また、中国四国教育学会編の『教育学研究紀要』(CD-ROM版、第68巻、2023年3月)に「ICTを活用した遠隔地間での現象学的教育学に基づく授業研究モデルの開発」と題した論文を発表した。 最終年度の学会での発表としては、日本教育方法学会第58回大会(2022年10月:山口大学)での「現象学的教育学に基づく授業研究モデルの開発」及び、中国四国教育学会第74回大会(2022年12月:香川大学)での「ICTを活用した遠隔地間での現象学的教育学に基づく授業研究モデルの開発」が挙げられる。 3年間の研究期間を通して論文発表としては、上記の最終年度の研究成果のほかに、湯浅恭正・福田敦志編の『子どもとつくる教育方法の展開』(ミネルヴァ書房、2021年)に掲載された「子どもと出会い直すケア」が挙げられる。 3年間の研究期間を通して行った学会発表としては、上記の最終年度の研究成果のほかに、日本教育方法学会第56回大会(2020年10月:宮崎大学Zoom開催)における「エビデンスと現象学的教育学」、中国四国教育学会第72回大会(2020年11月:広島大学Zoom開催)における「フッサール現象学における問題の所在とその系譜」、日本教育方法学会第57回大会(2021年9月:宮城教育大学Zoom開催)の課題研究における「エピソードで語る教育臨床研究の倫理に関する問題群――授業研究と現職社会人院生指導の現場から」が挙げられる。 このほか、研究期間中にコラム1編と書評1編を上梓した。
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