2020 Fiscal Year Research-status Report
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20K02493
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Research Institution | Tamagawa University |
Principal Investigator |
笹井 宏益 玉川大学, 学術研究所, 教授 (10271701)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 専門職学位 / Ed.D. / 教職大学院 / 学位制度 / Ph.D. / 専門性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、教育系大学院で授与される専門職学位であるEd.D.に関して、日本における理論的・歴史的意義を明らかにしつつ、Ed.D.について先駆的なとりくみを行ってきた日本の大学の状況や、既に定着しているアメリカやイギリスにおけるEd.D.の制度的位置づけや各大学・大学院の取り組み状況を把握し、それらのを比較分析して、日本におけるEd.D.養成の在り方について手がかりを得ようとするものである。令和2年度においては、上記の目的に沿って、次に掲げる文献・資料等を収集し、整理・分析を行った。 1)日本における学位制度や大学院教育に関する文献・資料 2)諸外国における学位制度や大学院教育に関する文献・資料 3)OECDの国際成人力調査(PIAAC調査)に関するデータ 4)認知スキルや非認知スキルの育成に関する文献・資料 また、これらに関するいくつかの論稿を集めて、論稿集(研究成果報告書)を編集し刊行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍の影響により、国内海外を問わず、訪問面接調査が困難であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍の影響が大きい現状のもとでは、積極的にオンラインを活用して、教育系の学位を有する大学等に対して、学位や教育指導にかかる情報を収集したり、関係者と意見交換をする予定である。 なお、コロナ禍が一段落した際には、国内や海外の大学等に対して、訪問面接調査を実施することとしたい。
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Causes of Carryover |
本年度は、コロナ禍で訪問面接調査ができなかったため予定していた出張ができなかったが、来年度は、コロナ禍の状況を踏まえながら、国内調査、海外調査を問わず、鋭意、訪問面接調査を実施することとしたい。調査に伴う経費として旅費を使用する予定。
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