2022 Fiscal Year Annual Research Report
自主防災組織における学社融合ESDプログラムの開発
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20K02510
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
降旗 信一 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (00452946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SINGER Jane 京都外国語大学, 国際貢献学部, 教授 (00570003)
秦 範子 都留文科大学, 教養学部, 非常勤講師 (20829783)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 博物館 / DX時代 / アイヌ文化学習 / 食育 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年春に発生したコロナ禍のため、当初予定していた2つの地域では主に中学校において外部機関との連携が難しい状況となったことにより困難な状況となった。そこで、大学と中学校と自主防災組織の三者連携における学社融合ESDプログラムの可能性のある地域をあらたに設定し、個別の課題を探った。 北海道上川支庁では、地元の主産業である森林・林業を小学校の教育課程においてどのように位置付けるかについて森林ESDアクティビティシート(防災教育含む)を開発検証した。同じ北海道白老町では地域住民であるアイヌの人々の自己教育過程を調査し、博物館建設による住民の教育計画策定の課題を探った。自然の脅威に立ちむかうアイヌの人々の防災のための文化学習を含むものであった。山形県西川町・東根市では地域の中学・高校と住民の共同の学びの可能性を博物館を連携拠点として探った。このほか千葉県いすみ市、岩手県釜石市、神奈川県川崎市で調査を行い、研究の総括として、「降旗信一・金馬国晴・加納寛子・佐々木豊志「DX時代の人づくりと学び」人言洞2022年12月」を刊行した。
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Research Products
(22 results)