2023 Fiscal Year Annual Research Report
学生の汎用的能力を養成する研修プログラムの構成要素に関する研究
| Project/Area Number |
20K02518
|
|---|
| Research Institution | Ehime University |
|---|
Principal Investigator |
村田 晋也 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 講師 (10580475)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山内 一祥 佐賀大学, キャリアセンター, 准教授 (90626516)
岸岡 洋介 京都外国語大学, 外国語学部, 講師 (00773235)
仲道 雅輝 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 准教授 (90625279)
秦 敬治 岡山理科大学, 教育推進機構, 教授 (50444732)
淺田 隼平 佐賀大学, 全学教育機構, 講師 (50925089)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
| Keywords | リーダーシップ / 大学生の汎用的能力 / 研修プログラムの構成要素 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
「学生の汎用的能力（なかでもリーダーシップとそれに関連する知識・スキル・態度）の要請を狙いとした研修プログラムの企画・実施に際し、どのような構成要素を組み入れることが教育効果の向上に影響するか」を明示せんとする本研究の目的及び全体計画に基づき、以下の通り研究活動を進めた。
(1)研修プログラム受講者への継続的な調査：大学間連携事業UNGL（西日本学生リーダーズ・スクール：西日本の19大学が連携して実施する学生能力開発事業）が企画するリーダーシップ・プログラムの受講者を対象とした調査を研修前後に実施し、関連する知識・スキル・態度等の習得・伸長に関する主観的評価を中心としたデータの収集にあたった。
(2)研修プログラム受講経験のある卒業生を対象とした調査：上述のUNGLリーダーシップ・プログラムを大学在学中に受講した経験を持ち、現在は実社会で活動している卒業生を対象にした追跡調査を行った。UNGLリーダーシップ・プログラムが発足・展開した時期をもとに、2012年3月から2023年3月までに大学を卒業した学生をを対象とし、8大学62名の卒業生から回答を得た。同調査からは、実社会で活動する卒業生らが、在学中に当該プログラムの受講経験から得た学びやそれらを通じて体得した力を、社会人となった現在でも有用なものと捉えていることが明らかとなった。また、プログラム参加時のいかなる経験がその学びや力の習得に有用であったと捉えているか、その経験を通じて得たスキルやマインドのうち特にどれが重視されているか等を尋ねる設問への回答から、研修の効果性向上に資するプログラムの構成要素に関する示唆を得ることができた。
(3)調査結果の公開：上記の調査から得られた結果を取り纏め、関連する学協会にて報告を行った（第30回大学教育研究フォーラム：2024年3月13日）
|
