2020 Fiscal Year Research-status Report
教職課程コアカリキュラム導入前の新任教師のライフヒストリーに関する研究
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20K02599
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Research Institution | Kansai University of International Studies |
Principal Investigator |
川村 光 関西国際大学, 教育学部, 教授 (50452230)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 教師 / ライフヒストリー / 教職課程コアカリキュラム / 新任 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、4年制大学卒業後の4月から学校に着任した新任教師を対象に、教員養成時代の経験、教職アイデンティティや教育観の形成プロセス、教育実践のあり方などを捉えるために、ライフヒストリー・アプローチによるインタビュー調査を行うことを目的としている。調査対象地域は3地域で、サンプル数は各地域小学校教師10名ずつ、中学校教師10名ずつである(合計:小学校教師30名、中学校教師30名)。 今年度は、2地域の小・中学校教師に対してインタビュー調査を実施する予定であったのだが、コロナ禍の影響で計画通りに進めることができなかった。緊急事態宣言の発令、外出自粛要請、小・中学校などでのコロナ対応などが関係し、調査協力者を見つけることが困難であったり、調査のための移動に制約があったりした。 そういう状況のなかで2021年3月に、関西地方の新卒小学校教員7名に対してインタビュー調査を実施することができた。2022年度前半も引き続きインタビュー調査を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の影響で、調査のための移動に制限がある。また、学校においてはコロナ禍の対応・対策などの関係で、教師たちにインタビュー調査に協力していただけにくい状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、コロナ禍の影響で計画通り教師に対するインタビュー調査をすることができなかった。2021年度もその影響で円滑に調査ができないことが予想される。そこで、調査対象地域を、代表者が勤務している地域である関西地方に限定するとともに、調査対象者を小学校教師に限定して、引き続きインタビュー調査を実施していく。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、コロナ禍の影響でインタビュー調査が計画通りに行えなかったからである。 次年度は、今年度に実施できなかった調査を行うとともに、コロナ禍の状況に応じて調査協力者を増やし、調査データを増やす。さらに、収集したデータを分析していく。
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