2022 Fiscal Year Research-status Report
増田友也建築幼稚園の保育環境に関する資料のデジタル・アーカイブ化とその検討
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20K02631
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
塩路 晶子 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (70314888)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷村 千絵 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (40380133)
曽根 直人 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (70263879)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 増田建築の幼稚園 / デジタル・アーカイブ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、鳴門市の増田建築の幼稚園の保育実践に関する資料を中心に、デジタル・アーカイブを構築する方略を開発し、そのプロセスを通して、増田建築の幼稚園における保育環境は保育実践について検討することを目的としている。 3年目にあたる本年度は、増田建築の幼稚園の保育に関する資料収集及び、資料のデジタル化をさらに進め、デジタル・アーカイブの構築に着手する計画であった。増田建築の幼稚園である瀬戸幼稚園、鳴門東幼稚園等の資料を収集することができ、それらの一部をデジタル化(写真のスキャン、フィルムのデータ化、スライドのデータ化、VHSのMP4化)することができた。また、前年度にデジタル化した島田幼稚園のデータを、アーカイブ化することに着手した。 調査したことをまとめた論文が、査読付き論文として掲載された。塩路晶子(研究代表者)「公立幼稚園の廃園に伴う園資料の保存に関する一考察」『日本教育大学協会研究年報』第41集、2023年、53-62頁(2023年3月30日)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍にあって、感染対策等のため、計画通りに研究を進めることが十分にできていない。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍も少し落ち着いてきたので、今後もさらに十分な感染対策を行い、資料のデジタル化、アーカイブの構築、インタビュー調査を実施する計画である。インタビュー調査は、増田建築の幼稚園で勤務経験のある教員を対象としているが、コロナ禍もあって、教育現場は多忙を極めている。短時間でのインタビューやオンラインの併用も実施し、インタビュー調査を進めたい。またデジタル化した後の資料原本の取り扱いについても検討する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍にあって、感染対策や幼稚園教育現場の多忙により、研究の実施がやや遅れていることが理由である。インタビューをオンラインで実施したり、短時間でのインタビューを実施するなどして、文字化作業をすすめ、予算を使用していきたい。さらに他府県への移動が容易になり、学会も対面開催になった場合には、研究成果を学会で発表することも行っていきたい。
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Research Products
(1 results)