2020 Fiscal Year Research-status Report
高度医療依存ケースのウェルビーイングを目指したネウボラ的子育て支援体制構築の検討
Project/Area Number |
20K02666
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
水落 裕美 久留米大学, 医学部, 助教 (70610583)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
益守 かづき 久留米大学, 医学部, 教授 (20238918)
藤好 貴子 久留米大学, 医学部, 講師 (20645353)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 高度医療依存 / 医療的ケア児 / ウェルビーイング / ネウボラ / 子育て支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、本研究の課題である課題①高度医療依存の子どもを養育する家族は、子どもの誕生から就学までの期間において、どのような子育てをしているか、課題②高度医療依存の子どもを養育する家族は、子どもの誕生から就学までの期間において、どのような支援を望んでいるのかを明らかにするために、高度医療依存にある子どもを養育している家族を対象としたインタビュー調査を実施する予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により対面での実施は難しいと判断した。また、研究者間による検討を重ね、新型コロナウイルスの影響による子どもの体調面および家族の心理面への配慮が必要であり、2020年度中の実施は難しいという結論に至った。 今年度は、文献検索およびオンラインでの学会参加による情報収集、資料収集を中心に行い、高度医療依存児および養育する家族のウェルビーイングとは何かについて検討を重ねた。また、有識者からのアドバイスも参考にしながら現在も考察を重ねている途中である。本研究のウェルビーイングとは、「身体的・精神的・社会的に満たされた状態である」と定義していたが、用語の定義を再検討し明確にする予定である。今後は、実際に高度医療依存にある子どもを養育している家族のウェルビーイングの現状とウェルビーイングを高める支援の方向性について明らかにしていきたい。文献検討の結果では、高度医療依存にある子どもと家族のウェルビーイングを高めるためには、「医療」と「生活」をつなぐコーディネートが非常に重要であり、そのコーディネート機能が成り立つためには、子どもの成長発達に応じて多職種間が繋がる支援体制を整える必要があることが分かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度は、高度医療依存児を養育中の家族を対象としたインタビュー調査を実施予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により対面での実施は難しいと判断した。そのため、オンラインでの学会参加や文献検索を中心とした情報収集、資料収集を中心に実施したため。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は、実際に高度医療依存にある子どもを養育している家族のウェルビーイングの現状とウェルビーイングを高める支援の方向性について明らかにしていきたい。データ収集方法をオンラインでのインタビュー調査に移行し準備を進める予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初予定していたインタビュー調査が実施できなかったため。次年度は、公募にて対象者の選定を行った上で、オンラインでのインタビュー調査を予定している。
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