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2023 Fiscal Year Research-status Report

高度医療依存ケースのウェルビーイングを目指したネウボラ的子育て支援体制構築の検討

Research Project

Project/Area Number 20K02666
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

水落 裕美  久留米大学, 医学部, 講師 (70610583)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 益守 かづき  久留米大学, 医学部, 教授 (20238918)
藤好 貴子  久留米大学, 医学部, 講師 (20645353)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywords高度医療依存 / 医療的ケア児 / ウェルビーイング
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、医療的ケア児・家族のウェルビーイングを目指した子育て支援体制の構築について検討することである。医療的ケア児・家族のウェルビーイングを検討していく中で、まずは医療的ケア児が生活する療養環境とはどんな環境であるか、どのような環境が整えば、子どもと家族のウェルビーイングに繋がるのかに着目した。その結果、医療的ケア児の生活の場における療養環境は、物理的環境、子どもと家族が主体となる協働的環境、地域環境、サービス環境の4つの環境が抽出された。医療的ケア児は、身体機能が脆弱であり、急変のリスクも高い。その為、子どもが安全・安楽に過ごす物理的環境を整えることは、療養生活のリスクを軽減するだけでなく、子どもの発育を促進するために、とても重要である。また、子どもの医療的ケアは、家族が中心となり担っている場合がほとんどであり、家族のケア環境を整えることは、子どもと家族のウェルビーイングを高める。そして、子どもと家族を受け入れる地域環境は、子どもの心身及び社会的な成長促進と共に家族のケアストレスの軽減につながる。また、必要なサービス環境が整っていることは、子どもの成長発達の促進だけでなく、家族が親として社会の一員として自己実現しながら生活することを可能にする。これらの生活の場における療養環境は、相互に関連しているため包括的に整備する必要がある。2023年度は、医療的ケア児の生活の場における療養環境の整備に携わっている専門職20名を対象としたインタビュー調査を実施した。その結果、環境整備には、主に家族が主体となって実施している環境整備、主に専門職が主体となって実施している環境整備、家族と専門職が協働して実施している環境整備があることが分かった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2023年度は、医療的ケア児の生活の場における環境整備に携わった経験がある専門職(病院看護師・訪問看護師・相談支援専門員、医療ソーシャルワーカー・保健師)20名を対象としたインタビュー調査を実施した。地域性を考慮した対象者の選定を行ったため、インタビュー対象者の確保に時間を要したため。

Strategy for Future Research Activity

2024年度は、概念分析およびインタビュー調査の結果に基づいてアンケート調査の質問項目を抽出し、医療的ケア児を養育する家族および医療的ケア児支援にかかわる専門職を対象としたアンケート調査の準備を進めて行く予定である。

Causes of Carryover

現在、成果発表の論文投稿の査読結果を待っている段階である。次年度使用額は、論文投稿料として使用する予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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