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2020 Fiscal Year Research-status Report

縦断調査に基づく保育士の早期離職に影響を及ぼす要因探索と早期退職抑制策の提案

Research Project

Project/Area Number 20K02668
Research InstitutionAkikusa Gakuen Junior College

Principal Investigator

浅井 拓久也  秋草学園短期大学, その他部局等, 准教授 (10780570)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords結婚 / 復職支援 / キャリア教育 / 機会費用
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、保育士の早期退職に影響を及ぼす要因について就職後の就労状況だけではなく、養成校入学後から卒業までの学習歴や就職活動歴の要因も含めた縦断的な分析を行うことでどのような要因が早期退職に影響を及ぼすかを明らかにし、養成校段階で実現できる早期退職を抑制する実効的な対応策を検討、提案することであった。本年度は養成校を卒業して1年経過した保育士を調査対象とした質問紙調査を実施する予定であった。しかし、コロナウイルス感染症の影響のため質問紙調査を実施することが困難となり計画を一部変更して研究を行った。具体的には、養成校学生の就職活動に着目し、保育士としての想定就労年数を従属変数として、保育士としてのキャリア形成に関する意識を独立変数としてその関係を分析した。中でも結婚や復職に対する考え方に着目した。保育士の早期退職やキャリア形成には結婚というライフイベントが大きな影響を与えることが予想されるからであった。多項ロジスティック回帰分析の結果から、就職前に「結婚&退職」を考えている学生は保育者としての就労年数として「1~2年」という短期間を選択しやすく、就職前に「結婚&復職」を考えている学生は保育者としての就労年数として「10年以上」という長期間を選択しやすいことがわかった。また、自由記述の分析結果から、短期間を選択する主な理由は主婦になることや子育てに専念すること、一方で想定年数が長期間になるほど保育者としてのキャリアの継続や保育のやりがい、保育への憧れが主な理由となっていることがわかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

コロナウイルス感染症の影響のため当初予定していた調査対象、時期に質問紙調査を実施することができなかったが、次年度に実施すれば本研究の進捗上問題はないため。

Strategy for Future Research Activity

コロナウイルス感染症の影響によって変更がある可能性はあるが、現在は当初の計画通り卒業2年後の保育士を対象に、今後の就労可能性を確認し、在学時の学習歴や就職活動歴との関係を明らかにする。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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