2021 Fiscal Year Research-status Report
Worth of Intergenerational Exchange in Local Community Building
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20K02669
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Research Institution | Shiraumegakuen College |
Principal Investigator |
瀧口 優 白梅学園短期大学, 保育科, 教授 (40320759)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
源 証香 白梅学園短期大学, 保育科, 准教授 (00460288)
加藤 洋子 聖心女子大学, 現代教養学部, 准教授 (40455019)
森山 千賀子 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (50341897)
松田 佳尚 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (60342854)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 地域コミュニティー / 地域住民 / 子育て支援 / 世代間交流 / 多文化共生 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.子育てカフェのぼりぼうの実施については、感染状況等から数回中止せざるをえない状況であった。しかしながら、これまで参加されてきた保護者等からも開催の要望が強くあり、保育所の協力を得ながら感染対策を十分に行い2021年10月24日に行うことができた。スタッフ20名、参加者(子供・親)30名、計50名であった。 2.子育て広報誌の作成と配布については、子育て広報誌を作成し、東地域の公民館、民生委員、地域包括、保育所、小学校へ配布した。 3.外国籍住民意識調査については、研究倫理申請、調査用紙の作成を行い、小平市の住民基本台帳閲覧を通しておよそ1000人の送り先を書き出し、8月に小平市東部地域を対象に外国籍住民意識調査を実施した。回収率は11パーセントであったが、小平市においては初めての調査であり、外国籍住民が小平市民との交流を積極的に求めており、さらに参画する意欲があることがわかった。また、結果については、小平市国際交流協会の研修会にて報告した。 4.保育者の地域コミュニティーについての意識調査については、東地区の保育園に勤務する保育士に対して、地域資源の理解や活用等について調査を行った。保育中において、地域の方との接触については多くあるが、コロナ禍において地域の方との積極的な関りが制限されていると感じていることがわかった。 5.引きこもりの調査にあたって、専門家に「『引きこもりを生きる』を支援する~余計なお世話をしないために必要なこと~」として報告をいただいた。更に「不登校・引きこもりを考える@小川西」の懇談会に継続的に参加し、アンケート調査への協力を求めている。また小平市社会福祉協議会が調整しているひきこもりの親の会に対して調査への協力の依頼を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画の通り進んでいる。ただし子育てカフェのぼりぼうについては感染状況等より1回の実施にとどまった。外国籍調査は行ったが、詳細な分析や結果に基づいた地域への働きかけはできていない。順次取り組む。
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Strategy for Future Research Activity |
子育てカフェのぼりぼうの活動を通して、保育者の地域への意識を高め、地域の様々な資源を利用できるようにする。また、地域に在住する外国籍の人々や、引きこもっている人々などを総合的にコミュニティーとしていく手立てと具体化について地域を巻き込みながら形作っていくことである。
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Causes of Carryover |
1.コロナ禍により、予定していた子育てカフェが実施できず、それに伴う謝金等の出費が抑えられたこと。 2.関連して物品費などの出費が抑えられたこと。 3.調査などにあたってアルバイトの採用を予定したが、やはりコロナの関係で調査の方法を変更せざるをえなかったこと等。
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