2022 Fiscal Year Research-status Report
就学前園児への発達支援 TV会議式Teacher Trainingの有効性の検討
Project/Area Number |
20K02701
|
Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
奥野 裕子 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (40586377)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辰巳 愛香 大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 特任助教 (80600551) [Withdrawn]
石井 篤子 大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 特任助教(常勤) (10911266)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | ティーチャートレーニング / 発達障がい / 就学前 / 行動療法 / ペアレント・トレーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
認定こども園に通園中の4歳児クラス、5歳児クラスの担当教師2名にティーチャートレーニング(Teacher Training)を実施した。結果、1名の教師の回答において、子どもの行動チェックリスト教師用(TRF)の総得点で3点の減少があり若干の改善が示れた。またTRF外向得点では7点の改善が示された。対人応答性尺度;SRS-2でも、1名の教師の回答において総得点で3点の改善、SCI(社会的コミュニケーションと対人的相互交流)で9点の改善が示された。特に社会的認知、社会的コミュニケーションで改善がみられた。担当教師における子どもへの対応に関する自信度アンケートについても、若干の改善がみられた。 ティーチャートレーニング実施後の担当教師に対する半構造化面接では、以下のような発言(一部抜粋)が示された。対象児の行動に顕著な変化はなかったものの、子どもをほめることの大切さについて気付た、他者の気持ちへの気づきが難しいこともわかった、今回のティーチャートレーニングにより対象児との関わりが密になったので、対象児とのコミュニケーションが良好になった、対象児は、自分だけでなく、周りに少し目が向くようになった、ティーチャートレーニングのスキルはクラスのほかの園児にも使えるスキルであると気づいたなどの発言を聴取した。次年度は、ZOOM設定群もあわせて、より広くティーチャートレーニングを実施し、調査を進める予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度も、COVID-19感染拡大が続いたため、協力先の園との調整が困難な状況となったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後、COVID-19感染症法上の位置づけが、5類に移行することもあり、2023年以降は、協力先の園において積極的なリクルートが可能であると考えられる。引き続き調査を進めていく予定である。
|
Causes of Carryover |
COVID-19感染拡大が続き、リクルート活動が滞っていたため、
|
Research Products
(7 results)
-
-
-
[Journal Article] Effectiveness of a Parent Training Programme for Parents of Adolescents with Autism Spectrum Disorders: Aiming to Improve Daily Living skills2022
Author(s)
Nanako Matsumura, Haruo Fujino , Tomoka Yamamoto, Yuki Tanida, Atsuko Ishii, Aika Tatsumi, Mariko Nakanishi, Masaya Tachibana, Ikuko Mohri, Hiroko Okuno
-
Journal Title
Int. J. Environ. Res. Public Health 2022, 19, 2363.
Volume: 19
Pages: 2363
Peer Reviewed / Open Access
-
-
-
-