2023 Fiscal Year Annual Research Report
教師のパフォーマンス力を高めるためのLODを活かした教師教育プログラムの開発
Project/Area Number |
20K02734
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
三戸 治子 (酒向治子) 岡山大学, 教育学域, 教授 (70361821)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 舞踊教育 / ダンス教育 / ダンス / 身体表現 / 即興 / Language of Dance / CCEI |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、教師のパフォーマンス力(非言語的コミュニケーション力)の育成に焦点をあて、それらの資質・能力を育成するLODを採り入れた即興的身体表現の手法を構築することを目指した。2023年度には以下の研究成果を得た。 (1)本研究者が提起する身体表現教育法理論(CCEI)に基づく「感覚を拓く身体表現の世界」と題するワークショップを、岡山大学教育学部が開催する高校生のためのアートの授業「Art in School」にて実施した(2023年10月2日,於:岡山大学教育学部体育館)。 (2)身体教育に対する学習者の心理的阻害要因を探るために、大学生を対象としたダンスのイメージ調査を行った。その成果は,国際学会National Dong Nwa University College of The Arts 2024 Asia-Pacific International Conference on Arts & Humanitiesにて発表を行った(March 21)。また、体育における表現運動の位置付けについての論考の発表を行った(2024年発刊,「第14章 表現運動と体育との関係」『みらいスポーツライブラリー 体育原理』髙橋徹編集,pp.188-199.)。 (3)Language of Dance(LOD)の理論的土台となるルドルフ・ラバンのアジアにおける導入の経緯についての歴史的な分析を行い、第26回舞踊学会定例会および上記国際学会にて発表を行った。 (4)インプロ実践専門家今井純氏の即興の指導法について、質的研究アプローチによる分析を行ない、成果発表を行った(この成果は、日本体育・スポーツ哲学学会で採択され、2024年「体育・スポーツ哲学研究」Vol.46 No.1,pp.97-118.に掲載予定)。
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