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2021 Fiscal Year Research-status Report

Study about the relationship between demolition of artifacts in workmanship and clarification of the process of thinking.

Research Project

Project/Area Number 20K02751
Research InstitutionKansai University of Social Welfare

Principal Investigator

金子 美里  関西福祉大学, 教育学部, 講師 (90867954)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords解体 / 学習科学 / 振り返り / 工作 / 思考過程
Outline of Annual Research Achievements

深い理解を伴う学習がなされるためには「振り返り」が重要であることは学習科学者によって実証されている。学習科学に基づく学習は、生徒が自分の思考過程を明示化し、何を明示化したのかを振り返るように支援することを学習環境とし、こうした振り返りは学習を促進するカギになるとされている。中でも、生徒が教育的に有益な振り返りを行うのをいかに支援するかという問題は、学習科学の最も中心的な課題の一つとされている。本研究では、学習の内的プロセスへの関心を高める振り返りの支援について研究することを目的としている。その手立てとして、工作の授業展開において制作物を「解体」する(材料に戻す)場面を設定すること、それが学習の振り返りに及ぼす効果について、①調査A「工作をし、制作の振り返りを行なう」、②調査B「Aの制作物を解体し振り返りを行なう」の比較から、「解体」が振り返りを促進する支援となり得るか、工作における制作物の「解体」と思考過程の明示化との関わりを調査する。また、③調査結果を学習科学の観点から分析し、振り返りにおける思考過程を体系化することで、美術科教育学として汎用性のある学び、つまり「美術の教育」から「美術による教育」へ、新たな指導法を開発しようとするものである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度は、予期せぬ突発的な病気になり、入院・手術となったが回復に至った。しかし、本研究においては進行に支障をきたすこととなり、計画していた調査を実施することができなかった。

Strategy for Future Research Activity

今年度は、調査を再開し、データを集め分析するところまでを行っていきたい。結果は大学紀要、美術科教育学会への投稿を計画している。

Causes of Carryover

理由は、前年度予期せぬ病気になり研究が進まなかった。今年度は前年度に計画していた分の調査も並行して行わなければならない。よって、研究に必要なパソコン、調査に必要な工作に関する材料を購入する必要が生じた。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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