• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

VRを活用した世代間暗黙知共有のための授業共体験プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 20K02752
Research InstitutionNagaoka National College of Technology

Principal Investigator

大森 理聡  長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (30707386)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 占部 昌蔵  長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (20530447)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords視線計測
Outline of Annual Research Achievements

授業力向上は,教師にとって重要な課題である。多くの学校では,授業力を高めるために研究授業を行っている。授業後の検討会では,授業観察者から授業改善の助言が与えられる。授業改善の要因として、ベテラン教師ほど授業の解釈,代案に関する発言が多かったり,授業時の教師の思考を分析した研究では,ベテラン教師の方が,若手教師よりも意図や目的を持って児童を観察し学習状態までも推測していた。また,若手教師は,表面的に見える明示的な情報(発問,指導方法,など)は学べるが,ベテラン教師がもっていると言われている暗黙知(授業者の考え,授業者の無自覚な行為など)を学べているわけではなかった。アイトラッカーを使用した研究では,視線行動や思考判断は、ベテラン教師においても、無自覚的に行われていることがあった。経験のあるベテラン教師の暗黙知すら自動化されている場合があり、暗黙知の共有化が困難であることを示していた。
そこで本年度は,昨年度に引き続き,ベテラン教師の暗黙知を明らかにすることを目的とした。そのため,本実験の刺激である高校現場の実際の授業撮影を行った。しかし,数回授業場面を撮影できたに過ぎなかった。これは,コロナの拡大により,予定していた他の授業撮影がキャンセルとなったためである。同様に,撮影した授業を編集し,360度動画とし,高校教師にアイトラッキングを行う予定だった。しかし,刺激素材のバリエーションが少なく,また,コロナなどにより,学校現場での撮影や試行が思うように進まなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

本研究は,学校教育現場へ行き,実際の授業場面を360度カメラにより撮影する。その撮影した刺激素材である授業を特定場面を抜き出し,編集する必要がある。しかし,実際に,数回授業場面を撮影できたに過ぎなかった。これは,コロナの拡大により,予定していた他の授業撮影がキャンセルとなったためである。同様に,撮影した授業を編集し,パイロット試行として,高校教師である協力者に依頼していたが,コロナで学校現場へ入れず,キャンセルとなることがあった。そのために,学校現場での撮影や試行が思うように進まず,研究が大幅に遅れている状態である。

Strategy for Future Research Activity

本年度が最終年度であるが,研究期間を延長する予定である。また,今後もコロナで授業撮影や,本実験であるアイトラッキングを学校現場で行えない可能性が高いので,既に撮影済みの授業から刺激となる授業場面を抜き出し,順次研究を進める予定である。

Causes of Carryover

本年度にできなかった本実験のため,次年度には,ソフトウェアの更新費用や出張旅費などで使用する予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi