2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
20K02768
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
竹中 伸夫 熊本大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (60432704)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 熊本地震 / シークエンス / 社会科 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は, より効果的な防災教育を実践するにあたって,学校段階に応じていかなる段階性・系統性を設ければよいのかに関して,明確な指針が存在するとは言えないため,生活科, 社会科における防災教育の異校種間連携の在り方について理論的・実証的に解明し, カリキュラムを構想することであった。 当初の予定より期間はかかっているが,当初想定した目的にのっとり,防災教育実践の掘り起こし,カリキュラムの系統性に関する2種類の理論の構築とそのための海外出張,同理論に基づくカリキュラム試案の開発,2本の論文化は終了している。同理論の精緻化と更なる論文の執筆,学会等での発表,公表が本年度の残された課題である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナによって,現場教員との行動研究に多大な支障が出た。3年間で研究終了の予定であったが,研究それ自体の遂行に4年かかった。ただ本研究の当初の目的はおおむね達成し,論文も2本は掲載された。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の目的は遅れはしたがおおむね遂行できたと考えている。本年度の残された課題としては,カリキュラム論の精緻化と公表がある。各種学会への参加・発表,投稿を精力的に行っていきたい。
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Causes of Carryover |
研究期間を延長したため。 残る課題としては,これまでに行った研究成果の精緻化と公開がある。学会への参加,発表,論文投稿を行っていく予定なので,主として旅費として使用予定である。
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