2023 Fiscal Year Research-status Report
a study on educational methods in place of field observation in elementary and junior high school science
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20K02769
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
三次 徳二 大分大学, 教育学部, 教授 (10298127)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 野外観察 / 理科 / 地学領域 / 川 / 地層 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,野外観察を行わなくても,地層や川の学習において児童・生徒が地域の自然を体験的に学習し,主体的に問題を見いだしたり,自然の中の関係に気付いたりすることができる代替教材や,それを用いた教育方法を開発することである。また,それらを小・中学校における授業実践において評価し,その結果と,実際に野外観察を行っている学校の実践記録や映像教材の視聴のみで直接的な体験を行っていない学校の学習成果などとも比較する。 当初の研究計画によると,2023年度は研究最終年度の予定だった。しかし,2020年度から2022年度にかけて,感染症対策としての県をまたぐ移動制限がなされ,大分県外での研究がほとんど進展していない。そのため,大分県内の地層や川を対象として研究を行っている。2023年度は,実際に地層を観察した生徒の学習成果と,学習者用端末の画像を観察した生徒の学習成果についての比較を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度から2022年度にかけては新型コロナウイルス感染症拡大防止の措置がとられており,当初予定されていた東北地方や関西地方の川や地層の調査を基にして作成された教材を,各地の学校において実践することができなかった。当初計画していた大分県外の研究の大半が実施できていない状況であるため,「遅れている」という判断をした。ただし,大分県内のものについて限っていえば,「やや遅れている」状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度が最終年度であったが,研究期間の延長申請を行い,受理されている。2024年度については,大分県内の地層や川を中心にした形で研究をまとめる方針である。2023年度に大分県内の中学校で行った研究をまとめるとともに,2024年度は大分県内における実践校を増やして,教育方法の研究についてまとめる予定である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が発生した理由は,新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う行動制限のため,2020年度から2022年度にかけて予定されていた大分県外における教材作成ができなかったため,その評価のための授業実践ができていないからである。大分県内における研究,実践を中心に研究成果をまとめる方針であるが,作成した代替教材や教育方法が,他地域で使用可能なのかについて調査を行い,その旅費等として使用していく予定である。
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Research Products
(1 results)