2020 Fiscal Year Research-status Report
English drama workshop methods to promote multicultural coexistence
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20K02798
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| Research Institution | Bunkyo University |
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Principal Investigator |
塩沢 泰子 文教大学, 国際学部, 教授 (90265504)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
草薙 優加 鶴見大学, 文学部, 教授 (50350335)
齋藤 安以子 摂南大学, 外国語学部, 教授 (60288967)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | ドラマ手法 / リアルタイムオンライン / 英語教育 / ワークショップ / 紙芝居 / 異文化理解 / ネガティブ・ケイパビリティー |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究者らの学生約15名を対象に、英語コミュニケーション力と異文化理解力の養成を目指した紙芝居ワークショップを実施し、その手法・過程・効果を検証した。当初は対面で従来通り、宿泊を伴う3日間のワークショップを想定していたが、コロナ禍によりオンライン実施に切り替えた。教育者でもあるプロの紙芝居アーティスト林加奈氏の全面的な協力を得、氏のファシリテーションにより、2日間、9時間をかけてグループで紙芝居を創作し、実際の小学生や台湾の学生などに向けて発表した。また、ワークショップ全体を通して湘南工科大のユーケリア・ドネリ氏の協力や英語指導を受け、作品発表時は群馬大学の芸術教育専門の郡司明子氏からも講評をいただいた。
検証にあたっては、ワークショップの前後にGoogle Formで協働力や自主性、コミュニケーション力に関する30項目に対する5段階の自己評価、ならびに紙芝居やリアルタイムオンライン(ZOOM)の使用についてのコメントを得、分析した。その結果、参加者は当初不安があったものの、想定以上の作品に仕上がり、高い評価を受けて達成感を感じたことがわかった。
問題点としては、オンラインではタイムラグがあり、やりとりがぎこちなくなることや、時折接続が不安定で聞き取れない、映像が飛ぶといった現象があったこと、またワークショップのプロセスについては参加者間での話し合いの時間が不十分であったとの指摘も受けた。
学生たちのコメントからは、紙芝居というアートフォームやZOOMという媒体への不安を抱えながらも十分な成果が得られて満足しており、いわゆるNegative Capabilityが育まれたと示唆される。
本ワークショップについてはJAAL(12/6)で口頭発表した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初は対面でより長時間にわたってワークショップを実施し、様々な関連活動を行い、手法を開発する予定であったが、コロナの感染状況により、オンラインにせざるを得ず、規模を縮小したり、手法を限定せざるを得なかった。しかしリアルタイムオンラインでもドラマ手法のワークショップがある程度可能であり、また新たな可能性も見出されたことから、概ね順調とした。
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| Strategy for Future Research Activity |
2020年度に実施した紙芝居ワークショップの結果を詳細に分析し、Scenario（ドラマ手法を語学教育に融合する手法や理論等を扱うアイルランドに拠点を置く学会）のオンラインジャーナルに投稿する。
2021年度は夏期に絵本を活用したドラマワークショップを研究者らの学生対象に行い、学生たちにファシリテーション力を養成するための手法などを開発し、その効果も検証する。
2021年度秋に研究者の地域と連携した英語ドラマワークショップを行い、事後アンケートを実施する。
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| Causes of Carryover |
当初はドラマワークショップを対面で実施する予定であったため、会場費やTAの経費、研究者らの宿泊費などを計上していたが、コロナによりすべてオンラインとなり、経費がかからなかったため。
浮いた経費は今年度、専門家の招聘、ならびに今年度特にフォーカスしている英語の大判絵本の購入などに充てたい。さらにはある程度確立できた手法に関しては動画を作り、オンラインで発信する準備に使いたい。
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Research Products
(2 results)
