2023 Fiscal Year Research-status Report
子どもの健康課題解決のための学校と専門職者等との連携・協働
Project/Area Number |
20K02801
|
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
釆女 智津江 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 客員教授 (30770903)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
十一 元三 京都大学, 医学研究科, 教授 (50303764)
綿井 雅康 十文字学園女子大学, 教育人文学部, 教授 (80240472)
南 唯公 (中西唯公) 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (50582110)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 子どものメンタルヘルス / 健康課題 / 養護教諭 / 学校と専門職との連携協働 / 質問紙調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
23年度の実績としては、22年度に実施した質問紙の回収データの集計と統計的分析を実施し、日本児童青年精神医学会において口頭発表したことである。 以下、研究分担者、研究協力者の研究グループの実績に即してまとめた。 〇第10回検討会(5月29日(月)2名出席、於:Tree Takasaki(高崎市連雀町104) 議事:1.回答集計に関する分析と検討、2.学会(日本児童青年精神医学会)での発表に関する検討。〇第11回検討会(6月10日(土) 3名出席 於:NPO神経発達症研究推進機構(京都市左京区吉田河原町14 B5-1)、議事:1.質問紙調査の概要、および全体集計結果の概要、2.健康課題解決における役割分担に対する認識の校種間・職種間比較について、3.職種間連携・情報共有に対する認識の実態について、4.今後の分析方法に関する検討。 〇第12回検討会(6月27日(火)、2名出席、 於:Tree Takasak(高崎市連雀町104)、議事:1.回答間の関連分析に検討、2.研究倫理追加申請に関する準備。〇第13回検討会(7月25日(火)、2名出席、 於:Tree Takasak(高崎市連雀町104)、議事:1.報告書用の単純集計結果の確認と分析、2.追加分析(業者委託)の内容に関する検討。〇第14回検討会(8月18日(金)、2名出席、 於:Tree Takasak(高崎市連雀町104)、議事:1.SCおよび担任教諭の回答に関する単純集計結果の確認と分析、2.関連性分析に関する視点の整理。〇第15回検討会(1月6日(土)、3名参加、於:十文字学園女子大学 会議室(新座市菅沢2-1-28)、議事:1.調査結果全体の確認と分析について、2.報告書作成について。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究課題の進捗状況がやや遅れている原因として、第一に、新型コロナウィルス感染症の流行に伴い、データ集種の調査方法を質問紙調査のみに研究計画を変更したことがあげられる。聞き取り調査でのデータ収集を想定していた事項についても、質問紙による取集を行うことになり、結果として、回答データの集計分析に時間を要することとなった。第二に、研究代表者が、23年12月から、入院加療が必要な状況となったことがあげられる。入院によって、面会禁止状態となり、研究遂行に必要な環境を整えることも不可能となり、結果として、一時的に遂行を中断せざるを得ないこととなった。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、研究期間を再度延長し、最終年度として研究課題のまとめの公表・発表を行う。本研究課題の主目的に即して、子どものメンタルヘルスに関する課題の解決にむけて、学校と専門職者等との連携・協働について、公立学校の小学校・中学校・高等学校を対象として、教職員とスクールカウンセラーとの連携・協働、および学校との専門機関との連携の実態・成果・課題について、量的データの側面から解明することを目指す。本研究課題の目的を踏まえ、適切な統計的な分析方法については、共同研究者および研究協力者と協議 (含む オンライン)しながら進め、成果報告書の作成を行う。さらに、成果の一部を関係学会で発表することで、子どものメンタルヘルスにおける学校と専門職との 連携・協働に関して報告および提言できるようにする。
|
Causes of Carryover |
23年度当初には、質問紙調査の回答データ分析と報告書作成を完了させる予定であった。しかし、回答データの分析が、想定以上に煩雑な作業が必要となったこと、さらには、代表研究者の2カ月以上に及ぶ入院加療により研究遂行を中断せざるを得えなかった。そのために、24年度内に、回答データの最終的な分析を完成させ、調査協力依頼校および関係諸機関に周知・配布しうる報告書の作成を完了させることとした。
|
Research Products
(2 results)