2022 Fiscal Year Research-status Report
総合的な学習の時間の指導力向上及び実践研究力の育成に関する研究
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20K02816
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
宇佐見 香代 埼玉大学, 教育学部, 教授 (20294275)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 総合的な学習の時間 / 指導力向上 / カリキュラム・マネジメントの力量形成 / 令和の日本型学校教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、近年必修化され開講される教職科目のうち「総合的な学習の時間」に関する指導法の充実に資する内容を提言するために、この領域の学校現場での実践研究の成果やあり方に焦点化して調査研究を行うものである。さらに、本調査・分析の進展によって得られた「総合的な学習の時間」指導に関する知見を、大学での教員養成・教師教育の実践指導力及び実践研究力育成の成果を現場へ還元するプロセスも含めて検証することにした。 研究代表者が担当・実施している科目「総合的な学習の時間」の指導法および総合的な学習に関連する専門科目において、上記の検討で明らかになった知見を教材化・カリキュラム化して実施し、その評価・分析を行った。本年度は隔年で開講している学部専門科目「総合学習の原理と方法」や大学院科目「現代的・地域的教育課題の共同探求」を実施するなかで、受講生が地域「埼玉」をテーマにした総合の単元計画の作成を進めるなかで、本研究で蓄積した知見を受講生に示すことができた。 答申「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~」は、本研究申請時にはまだなかったものの、本研究においても総合的な学習の時間における授業改善の視点として取り入れることとした。研究計画で示した実践研究対象校の一つである奈良女子大学附属小学校は、大正期以来のわが国の総合的な学習の時間の源流である合科学習の実践と併せて、「令和の日本型学校教育」の理念につながる実践研究校として注目されている。本研究においても、この点を踏まえて研究を進めていくことにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染防止のための自粛から、今年度は計画していた学校園へのフィールドワークにでかけることを少しずつ再開したが、計画どおり実施できた訳ではない。また、研究代表者の授業実施については、まだ思うような実施ができずに研究の検証が不十分であった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2~4年度の実施期間を1年延長し、計画していた大学での授業の実施と検証を充実させることとした。このことを通じて、令和5年度には、最終的なまとめを作成したい。
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Causes of Carryover |
フィールドワーク実施が不十分で研究成果のまとめもできなかったため。
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Research Products
(2 results)