2022 Fiscal Year Research-status Report
小学2年から4年での図形の属性・形・性質理解をはかるプログラミング活用研究
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20K02927
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Research Institution | Saitama Gakuen University |
Principal Investigator |
杉野 裕子 埼玉学園大学, 人間学部, 教授 (10556640)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯島 康之 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (30202815)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | プログラミング / LOGO / 角度 / 回転量 / 図形概念 / 教材開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度から3年度にかけて、回転量と角概念を形成するためのプログラミング用教材の開発と改良を行った。令和3年度には、これらの教材を用いた授業の予備実践を行った。そこで、令和4年度は、本実践として、市内の公立小学校第4学年3クラスの約90名の児童に授業を行い、データを収集した。 「角度」単元の導入の第1時では、正三角形の角や三角定規の角の描画を通して、それらの角の概念の様相や発達の過程をみた。また、第2時では、いろいろな大きさの角の描画を通して、角度や角のイメージを多用に形成する過程をみた。さらに、第3時では、描画した角をもとに、分度器へとつなげる授業を行った。 授業過程の発話などのデータとあわせて、単元末に、角を選択したり描画したりするテストを行った。対象群として、学区が隣接する別の小学校の児童、約110名にもテストを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
科研費研究1年目がコロナ渦中のため、小学校での授業実践が行えなかった。2年目、3年目で、実践が叶って、データ収集ができたが、学会の論文の締め切り間近であり、データの分析や論文への書き上げが、行えなかった。併せて研究代表者の所属の移動や体調の都合により、遅れが出ている。
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Strategy for Future Research Activity |
延長申請を行い、4年目に、データの分析や論文の投稿ならびに学会発表などを行う予定である。
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Causes of Carryover |
研究の遅れにより、学会の発表などにかかる旅費等は、次年度に使用する予定である。あわせて、当該年度までの学会はコロナ禍によって、オンライン開催となっており、実質旅費が発生してこなかった実態もあった。
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