2022 Fiscal Year Research-status Report
米国の大学における新興専門職のキャリア・パスに関する実証的研究
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20K02948
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Research Institution | Tamagawa University |
Principal Investigator |
小島 佐恵子 玉川大学, 学術研究所, 准教授 (40434196)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 米国 / 高等教育 / 職員 / キャリアパス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、アメリカの大学における学生支援職を例に、そのキャリアパスとそれを左右するさまざまな背景や意識を含めて、明らかにすることを目的としている。育児休業から復職し、2022年12月末に研究を再開した。当初の計画を変更し、研究を進めている。研究再開にあたり、計画変更後の研究内容への社会学的アプローチについて、識者による専門的知識の提供の機会を設け、研究計画にコメントをもらうとともに、進め方について議論をした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の影響だけでなく、産休・育休もあり、2年間研究を中止していたため、遅れている。現在は当初の計画を練り直し、問題関心へのアプローチ方法を再検討している。情報収集のために学生担当職職能団体であるNational Association of Student Personnel Administrators(NASPA)の会員となり、当団体が発行するジャーナルを収集し、分析を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
職能団体の発行するジャーナルを通時的に読み、専門職としての意識、キャリアの捉え方、考え方がどのように語られてきたのかを探る。学会発表を行い、資料としてまとめる予定である。
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Causes of Carryover |
産休・育休の取得に伴い、2022年12月まで研究を中止していたため。また、COVID-19の影響もあり、各学会等にはすべてオンラインで参加したため。今後の使用計画は、論文や書籍の購入のほか、情報収集・学会参加のための出張旅費などに使用する予定である。
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