2021 Fiscal Year Research-status Report
Longitudinal Developmental Assessment of Wrist and Finger Joint Position Sensation in Typical Developmental Children and Children with Developmental Dyslexia
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20K03030
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
糸数 昌史 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (00611683)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田部 夏子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (20406242)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 関節位置覚 / 発達性ディスレクシア / 発達障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の主たる目的は、健常発達児および書字困難児の書字動作に関係する関節位置感覚の発達変化を明らかにすることで、書字困難と関節位置感覚の関係を導き出し、書字に困難さをもつ者への指導・治療方法の開発の一助とすることである。 本年度は、研究協力施設において18名の児童(平均年齢9.9±2.2歳)をリクルートした。WISCⅣの平均値は全検査IQ 94.1±7.7, 言語理解 99.25±12.5, 知覚推理 96.9±10.8, ワーキングメモリ 90.8±8.8, 処理速度 91.1±9.2 であった。言語検査のPVT-Rの評価点の平均は9.6±2.8と年齢相応-遅れの範囲であった。新たに開発した赤外線センサを用いた関節位置覚の評価はすべての児童に問題なく実施できた。ほとんどの児童の関節位置覚は我々が先行研究で報告した健常児のデータに比べて精度が低い傾向であった。 当初の研究計画ではより多くのデータ収集を行う予定であったが、新型コロナウィルスの蔓延に伴い、研究協力施設への立ち入りが制限されたため、健常児のデータ収集は行えなかった。 次年度は、児童の縦断データを取得することを目的として、同時期に再度関節位置覚の検査を実施する予定である。加えて、健常児データの収集に向けて、研究協力機関との調整を行う。計測手法についてはほぼ確立されているが、計測時の児童の負担軽減と計測効率向上を目的としたシステムのアップデートを計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の影響により、対象者のリクルートおよびデータ収集が当初の予定から遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス蔓延により研究の遅れが生じており、当初の計画で実施予定であった健常発達児のデータ収集が十分なサンプルサイズを満たしていない。 研究協力施設と連携して研究再開と継続の方策について検討を進めている。 本研究では、令和2年度~令和4年度までの縦断的な変化を追うことが主たる目的となっているため、研究期間の延長なども視野に入れながら、研究を継続する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの蔓延に伴い、開催予定であった学会が中止またはオンライン開催となり、計上していた旅費を使用することがなかった。また、同理由によりデータ収集は研究代表者のみが実施することで計測助手の謝礼等も不要となった。 今年度はデータ計測効率を向上させるために、計測プログラムのアップデートを実施する予定である。
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Research Products
(1 results)