2021 Fiscal Year Research-status Report
An Application of DBR to the Development of a Framework for University English Language Education
Project/Area Number |
20K03081
|
Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
住 政二郎 関西学院大学, 生命環境学部, 教授 (60441341)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
光永 悠彦 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (70742295)
出口 朋美 近畿大学, 法学部, 准教授 (90708538)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 外国語教育 / テスト / 学習支援システム |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度もコロナ渦の影響のためオンライン授業が実施された.このため,テストシステムのアイテムバンクの更新や検証に必要なデータを恒常的に収集することが難しく,テストシステムを活用した定期試験も実施することができなかった.こうした制限を加味し,2021年度は,テストシステムの改良に注力した.具体的には,テストシステム上から自動的にオンラインテストを生成し,スマートフォン,タブレット,およびパソコンなどの多用な端末でテストが受験ができるように改良を加えた.さらに,各テスト問題のレベル判定を行い,受験者のレベルに応じたテストを生成できるように改良を加えた.今回の改良により,オンラインテストを実施できるようになり,且つ受験者のレベルに応じたテストを生成できるようになったことで,より授業で使いやすく現場のニーズに応じて柔軟に対応可能なテストシステムへと改善することができた.2022年度からは,未だ不透明な状況ではあるものの対面授業に戻った.今回のシステム改良により,対面授業にも,オンライン授業にも,また,双方を重ね合わせた授業にもテストシステムが対応することができるようになり,システムを媒介とする新しい授業形態が可能になった.本研究の成果は,国際学会,国内学会等で発表を行い,社会に還元することを図った.また,大学以外での教育機関の英語の授業でも使われるようになり,さらに実践への本研究を通じて開発されたテストシステムの活用の場を広げつつある.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ渦の影響により対面授業が実施されず,開発したシステムを実際に授業で活用することや,アイテムバンクの検証や更新に必要なデータを収集することができなかった.
|
Strategy for Future Research Activity |
2022年度からは対面授業が実施される.これを機に,これまで入手できなかったテストデータを収集し,システムとアイテムバンクの改善に活かしていく.また,その成果を広く学会発表等で社会に還元していく.
|
Causes of Carryover |
コロナ渦により,当初予定していた国内・海外の学会発表がオンライン実施へと切り替わり,計画通りに支出ができなかったため次年度使用額が生じた.今年度からは,依然,海外の学会に関しては,対面での開催に関しては不透明な部分があるものの,国内の学会は対面での開催に戻りつつある.こうした発表の機会を積極的に利用し,適切に予算を使用していく予定である.
|
Research Products
(2 results)