2023 Fiscal Year Annual Research Report
A study on a device for the hearing impaired to understand surrounding conditions and provide instructions from a instructor during skiing classes
Project/Area Number |
20K03091
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
黒木 速人 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (00345159)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西岡 知之 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (70310191)
向後 佑香 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 助教 (70642669)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 聴覚障害者 / 情報保障 / 音声認識 / スキー講習 / スマートグラス / インクルージョン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,聴覚障害者がスキー講習受講時に周辺情報や指導情報を提示するための装置開発ならびに最適情報提示方法に関する研究である. 昨年度の成果として,聴覚障害者がスキー講習を受講するためのプロトタイプシステムを構築し,実際のスキー講習に適用させる実証実験を実施した.このことでプロトタイプシステムを用いて実際のスキー講習に適用させ,本システムの利点や課題を探った.結果,聴覚障害受講生にとって,スキー技術の向上はもちろん,健聴スキー指導員とのリフト上でのコミュニケーションができたことが,何にも増してシステムの有効性を示すことがわかった. 今年度は研究の最終年度として,昨年度構築した指導者と受講生の1対1のプロトタイプシステムをより拡張させ,より多人数の受講生が講師の発言情報を受信できるようにシステムを改良させ,より実際場面に近い運用ができるように努めた.具体的には,指導者1名に対し,発話される音声情報を音声認識APIにて文字変換した情報を多数の受講生が各々装着したスマートグラス(ARメガネ)に提示するAPIを追加したシステムとする改良を実施した.システム改良を中心に実施したため実証実験は未実施である.
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