2022 Fiscal Year Research-status Report
Curriculum Contents Development of TAIWA Learning in the case of Japan
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20K03158
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Research Institution | Mejiro University |
Principal Investigator |
藤谷 哲 目白大学, 人間学部, 准教授 (90331446)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
並木 美砂子 帝京科学大学, 生命環境学部, 特任教授 (10711228)
江水 是仁 東海大学, ティーチングクオリフィケーションセンター, 准教授 (40609351)
藤谷 元子 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (20772065)
多田 孝志 金沢学院大学, 教育学部, 教授 (50341920)
照屋 さゆり 玉川大学, リベラルアーツ学部, 教授 (50310355) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | カリキュラム開発 / 共創的対話 / コミュニケーション / コンテクスト / 対話型授業 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、特に小学校第5学年から中学校第1学年の児童生徒向けに、異文化・異分野理解に資するコミュニケーション能力育成を目指した、「伝える」活動場面を基盤としたカリキュラムデザインを目途とする実践的研究である。対話的・実践的なコミュニケーション諸活動やその教育方法研究に従事した研究組織による横断的な情報集約を通じて、児童生徒が小学校・中学校の総合・国語・外国語・理科・社会など各教科等で「児童生徒にとりコミュニケーション場面を豊かに想起し、有用感を感じやすいコンテクスト」を効果的に組み込んだ基礎的な活動教材集のあり方を検討してこれを編さんし、その実践的評価を行うこととする。 令和4年度は、令和2年年初からのCOVID-19感染症のまん延に端を発した、学校・社会教育施設での人の接触の縮減をはじめとした扱いに引き続き対応する結果となった。対話型授業の実践に関する実地での調査について、人の接触の縮減を理由として、引き続き、たとえば学校現場での協力を仰ぐ取り組みの実施は難しい状況であった。海外を含めた、教育方法に関する取材の機会もまた、それをコーディネートすることが困難な状況が継続してきた。 令和4年度は、教職課程を通じた、情報通信技術(ICT)の利用における倫理的側面の指導のあり方に関連した研究を進めるとともに、その進捗や成果に関する研究発表、論文公表を行なった。実践的な取り組みに結びつける足がかりを作った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
進捗は遅れており、補助事業期間延長承認申請書を提出して、年度末に受理された。 児童生徒の直接的な人の接触、対話の活動を前提としている研究としては、極めて困難な状況ではある。しかし、その状況を乗り越えることも研究の課題であると受けとめて、進捗の可能性を追求する。
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Strategy for Future Research Activity |
国立感染症研究所・感染症発生動向調査等を見る限り、COVID-19感染症のまん延に公衆衛生上の懸念は往時に比べても大きく低減している。しかしこの期間に強いられた状況は、児童生徒の対話型授業に対する受け止めを揺るがすほどのものがあり、文化的な影響すら垣間見られる。直接的な人の接触、対話の活動を伴う学習活動に児童生徒が安心して参加できる状況を見極めながら、研究の成果をつむぎあげていく。
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Causes of Carryover |
研究の進捗に合わせた予算執行を心掛けている。取材・研究発表等に係る旅費支出なども大きく支出が低減している。研究の推進を心掛け、次年度使用額の有効な活用に努める。
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Research Products
(2 results)