2023 Fiscal Year Research-status Report
Iterative learning usings simulation educational system (Body Interact) is an ideal learning method to improve the practical skill to see anaphylactic cases
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20K03161
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
鈴木 慎太郎 昭和大学, 医学部, 准教授 (10445611)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本間 哲也 昭和大学, 医学部, 講師 (00515231)
相良 博典 昭和大学, 医学部, 教授 (80275742)
土屋 静馬 昭和大学, 医学部, 准教授 (70439438)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | シミュレーションソフトウエア / Body Intearact / ICT教育 / アクティブラーニング / 反転教育・反転学修 / アナフィラキシーショック / 反復学修 / 医学教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は2020年~2022年度までに行ってきたことの成果をデータとしてまとめ、学会・研究会などで発表し、他施設の研究者・教育関係者からの意見を収集しました。公益社団法人私立大学情報教育協会(私情協)による2023年度ICT利用による教育改善研究発表会に演題が採択され、同資料集に業績が収載されました。また、私情協の教育イノベーション大会でも本事業に関する報告を行い、ICT教育を行う研究者との間で意見交流を行いました。医学教育に関連する学術講演会に留まらず、臨床医学分野の学会、研究会においてもICT教育の利点や、シミュレーションソフトウエアBody Intearactを使用した反復学修の必要性を示し、他施設でも利用が拡大するために精力的に活動しました。 最終年度に向けて、成果物の作成を目指し、2020年度から行っている医学部2年生を対象にした短期学修効果を確認するための6週間のシミュレーションソフトウエアによる反復事前学修を核としたアレルギー学、呼吸器学のカリキュラム、医学部4~5年生を対象にした2人1組で行う「競争」スタイルでの演習カリキュラムも前年度から引き続き行い、シミュレーションウエアBody Intearactによる反復学修の教育効果を評価する研究データの収集に努めました。 また、使用しているシミュレーションソフトウエアの機能拡張により拡張現実・仮想現実(AR・VR)機能を利用した学修が可能となり、学生の学修効果の向上を図るため同機能を提供できる教育・学修環境を整備しました。 2020年~2022年度まで全世界的に猛威を振るった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、当初予定してたカリキュラムを感染防御の観点から一部修正せざるを得ない状況になりましたが、研究計画に大きな変化はなく順調に遂行できていると考えております。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2020年~2022年度まで全世界的に猛威を振るった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、当初予定してたカリキュラムを感染防御の観点から一部修正せざるを得ない状況になりました。感染症の予防策として病院実習や集団での密な接触を避けるように有識者から指導があったからです。しかしながら、本事業では研究計画に大きな変化はなく順調に遂行できていると考えております。なぜなら、本事業はICT教育の推進を主軸としており、その導入のため多くのカリキュラムは遠隔授業に対応した内容となっており、シミュレーションソフトウエアBody Intearactの特性により、学生は自身の情報端末(owned device)を含めたインターネットに接続した全てのコンピュータで、いつでも好きな時間で反復学修を行うことが可能であったからです。また成績の評価のためのセッションも上記同様にオンラインで行う計画であったため、COVID-19による学修の中断を最小限に留めることが可能でした。 本学では医学教育におけるICT教育の推進を積極的に行っており、学内の他講座でもICT機器やシミュレーションソフトウエアを利用したカリキュラムを開始し、順調に学修効果の向上に寄与しています。とくに循環器内科や産婦人科など実臨床での失敗が決して許されない場面の臨床医学学修に有効に活用できていると学生・教員から高い評価を得ています。 自宅や図書館など病院外で臨床医学に親しむことで、心理的安全性の向上、演習時に分からなかったことを演習中に教科書などで学修すること、他の学生との演習後のディスカッションに繋がることが副次的に観察され、自主的に学ぶ習慣やアクティブラーニングにつながっていく効果があるものと推察しています。
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Strategy for Future Research Activity |
4年間の本研究の実施により、短期・中期の反復学修効果は非常に高いことが明らかになった。また、副次的な成果としてCOVID-19の流行下に生じた学生の学び方の変容に応じたアクティブラーニングを本研究計画が提案可能であることを経験し、成果として示すことが出来た。長期学修効果については引き続き、2020年度、2021年度、2022年度にそれぞれ2年生であった学生を対象に4年生次、3年生次と反復学修効果を継続的に観察していきたいと考えております。シミュレーションソフトウエアの判定した成績評価とミニOSCEの教員評価に関係性があるかどうか、またそれを向上させるにはどのような取り組みが必要かどうかについて昨年度から継続して副次的に研究したいと考えております。最終年度に向けて、学会・研究会での発表や論文など成果物の作成を進めて参ります。
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Causes of Carryover |
コロナ感染症などでカリキュラムなどに遅れや変更が生じ、物品などの購入が遅れています。計画遂行のため遅れて請求・購入する予定でおります。
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Remarks |
研究者が所属する講座のプライベートサイトにてアクティブラーニングやICT教育の取り組みを紹介しています。
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Research Products
(13 results)
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[Presentation] 3年間のカリキュラム改編の成果 昭和大学の挑戦(第3報)2023
Author(s)
泉 美貴, 緒方 浩顕, Edward Barroga, 高宮 有介, 川原千香子, 土屋 静馬, 有馬 牧子, 古田 厚子, 後藤 理英子, 大城 剛志, 鈴木 慎太郎
Organizer
第55回日本医学教育学会大会
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