2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of a Stress Reduction Program Based on the Dissolution Approach for Belief Conflict
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20K03168
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| Research Institution | Kibi International University |
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Principal Investigator |
京極 真 吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 教授 (50541611)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺岡 睦 吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 講師 (60846103)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 信念対立解明アプローチ / 信念対立 / ストレス |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、信念対立解明アプローチに基づくストレス低減プログラムを開発するために、関連する研究論文としてコンフリクトマネジメント、ストレスマネジメント、ストレスマインドセット、ストレス再評価などに関するメタ分析、システマティックレビュー、ランダム化比較試験、観察研究などについて調査した。また、これらの領域に関連する専門書についても調査の対象とした。研究論文や専門書の調査は研究者2名で実施し、その内容について討議を重ねた。討議にあたっては、本研究が日々の実践である多職種連携の中で生じる信念対立によるストレス反応に対処することができるように、簡易なプログラムを中心に整備していくことが目的であったため、実際に使いやすいものか、時間的・経済的負担が少ないどうか、効果的かどうかという観点から行った。その結果、先行研究は数週間の実践を要するものが多かったが、一部の先行研究では比較的短時間の実践によってストレス反応を最適化したり、低減したりする可能性を示すものがあった。信念対立解明アプローチは考え方を変えることによって信念対立による反応を変えるアプローチを含むが、それらの先行研究は信念対立解明アプローチの基本原則とも適合するものであり、信念対立の考え方へのアプローチや行動変容がストレス反応を低減させられる可能性があることが示唆された。そのため、信念対立に対する考え方を測定する方法の原案を作成した。また、先行研究の調査で明らかになった知見をもとに、信念対立によるストレス反応を最適化したり、低減したりするためのプログラムのプロトタイプを検討し、インターネットを介したプログラムのやり方を検討した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度より学科の管理職（学科長）となり、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響による様々な課題に学科責任者として対応せざるを得ず、研究活動の進行に支障が生じ、当初の予定よりもやや遅れている状態である。その結果として、本年度は信念対立に対する考え方を測定する方法の原案を作成とプログラムのプロトタイプの制作までしかできなかった。
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| Strategy for Future Research Activity |
今年度も新型コロナウィルス感染症のパンデミックが研究推進に悪影響を与えることが予想される。しかし、今後の研究の展開としては、信念対立の考え方を測定する方法の妥当性や信頼性を検討し、深淵対立の考え方の変更がストレス反応に与える影響を検証し、プロトタイプのプログラムの実践を行ったうえで改善点を明らかにし、バージョンアップを行っていくことを計画している。
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| Causes of Carryover |
本年度はプロトタイプのプログラムを制作したうえでその妥当性を検討する予定であったが、本年度は新型コロナウィルス感染症のパンデミックの影響によって研究推進に支障が生じたため未使用額が生じた。このため、次年度に検討を行う予定とし、未使用額はその経費に充てることとしたい。
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