2022 Fiscal Year Annual Research Report
21st Century Design of Programing Education for Kindergarten/Elementary school Transition
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20K03169
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Research Institution | Shijonawate Gakuen Junior College |
Principal Investigator |
安谷 元伸 四條畷学園短期大学, その他部局等, 講師(移行) (00784349)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
合田 誠 四條畷学園短期大学, その他部局等, 教授(移行) (80300292)
鍛治谷 静 四條畷学園短期大学, その他部局等, 教授(移行) (20515473)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 幼小連携 / プログラミング教育 / 幼稚園教育 / アンプラグド教材 / ロボット教材 / ICT活用 / タブレット教材 / カリキュラム案 |
Outline of Annual Research Achievements |
幼稚園等におけるプログラミング教育のカリキュラム開発を目的とした本研究の最終年度においては、昨年度に2園の研究協力幼稚園で取り組んだ実践の内容、教材等の検証を進め、アンプラグド教材による内容とタブレットを用いた内容を接続させたカリキュラム案を構想した。そして、昨年度同様2園の研究協力園においてカリキュラムの有効性等を確認するべく研究実践を行った。カリキュラム案は、昨年度に園児の操作等に見られた課題への対応、各園のクラス担任へのヒアリングで明確化した負担感等を軽減する対策を取り入れて構築した。さらに21世紀型能力の育成や幼小連携を目的とするプログラミング教育のカリキュラム案を展開する上で必要となる就学前教育を担う現場の認識、意見について、一般社団法人総合幼児教育研究会の会員園の協力のもと、236の幼稚園、保育園、認定こども園にアンケート調査を実施(回答率34.3%)して確認を進めた。 カリキュラム案をベースとしたアンプラグド教材からタブレットを用いたプログラミング活動を展開する10~11時間の内容は、研究協力園の教員へのヒアリング、意見シート等の結果等から、園児の興味関心が高く、また幼稚園の教員に受容される内容であることが分かり、一定の有効性が確認された。5歳児クラスの担任が自分でも指導ができる内容としての認識も確認できたことから、幼稚園等の教育現場で継続的に行うことができる可能性の示唆も得られた。これら研究成果については研究成果報告書を作成し、研究協力園をはじめ、調査協力を得た一般社団法人総合幼児教育研究会の会員にも冊子、データ等で配布し、広く周知に努めた。 幼稚園等のプログラミング教育の実践の研究は少ない現状であることから、今後も教材、アプリケーション等の開発等も含めて構築したカリキュラムのブラッシュアップを図り、就学前教育の情報教育の在り方に一石を投じていきたい。
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