2021 Fiscal Year Research-status Report
Introduction of the learning management system for faculty development
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20K03172
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| Research Institution | Hokkaido University |
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Principal Investigator |
江本 理恵 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (60400181)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | FD / 学修支援システム / FD支援システム / 省察 / 大学教員 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高等教育機関における授業改善（教育改善）を推進するために、ICTを活用した教育視線システムを組織的に導入・提供することで、教員の授業（教育活動）がどのように変化するのかを明らかにすることである。
令和３年度は、令和２年度に収集した教員のインタビューデータを元に、「教員がどのようなプロセスを経てアイアシスタントを受け入れ、どのように活用しているのか」を分析テーマとして修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ（M-GTA）の手法で分析をすすめ、その成果を論文にして投稿した。この投稿論文は、日本教育工学会誌に採択された。
さらに、新たに複数の教員へのインタビューを実施し、同様の手順で分析を行い、説明モデル「外圧によってシステムを受け入れ、使い始めた教員が、使い続けることで教学マネジメントを意識的に行うようになり、それが習慣となっていくプロセス」の補強を行った。この結果は、令和４年８月の国際会議での発表を予定している。
令和４年度は、上記で最初に設定した分析対象者「アイアシスタント以前にはICTを活用した教学マネジメント支援のシステムを授業期間中に使う経験がなく、かつ、持続的に授業記録機能を使い続けている教員」については一定の成果が出せたと考え、他の分析対象者、例えば「授業記録機能を使ってみたがやめてしまった教員」や「授業記録機能を使ったり使わなかったりしている教員」などをターゲットにした分析を展開することを予定している。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ここまでの研究成果を論文にまとめ、査読有りの学会誌に投稿し、採択されたので、順調に進展していると判断される。
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| Strategy for Future Research Activity |
今までの面接調査では、分析対象者として「アイアシスタント以前にはICTを活用した教学マネジメント支援のシステムを授業期間中に使う経験がなく、かつ、持続的に授業記録機能を使い続けている教員」を設定していたが、学内には他に「授業記録機能を使ってみたがやめてしまった」「一度も使ったことがない」などの教員もいるので、彼らをターゲットにした分析に取り組むことを予定している。
また、国内外の大会・会議で発表し、様々な観点からの意見をいただきながら、研究を深めていく予定である。
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| Causes of Carryover |
国内調査や国内外学会での発表などが延期になったため。
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Research Products
(3 results)
