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2023 Fiscal Year Research-status Report

Exploring teaching methods that encourage diverse awareness through the use of automated grading of lesson plans and automated feedback systems

Research Project

Project/Area Number 20K03182
Research InstitutionHokkai-Gakuen University

Principal Investigator

歌代 崇史  北海学園大学, 経済学部, 教授 (40580220)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywords教員養成 / 教師教育 / e-learning / 自動評価 / 言語処理
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、教案の採点とフィードバックを自動的に行うシステムを開発することおよび、そのシステムをどのように授業に導入すれば実習生の多様な気付きが得られるのかを探求することである。
2023年度は遅れていたシステム開発を進める予定であった。PCの使用に不慣れな実習生も想定されることから、できる限り汎用的アプリケーション(MS Word等)とWebを組み合わせてシステムの構築を目指した。実習生が記述した教案をWeb上で提出すると、システムが解析し、即時的に外形的基準に基づいて教案の採点と重点的に考慮すべき点を表示する機能を実装する予定であった。また、広く日本語教員養成課程で使用してもらうことを想定し、システムからのフィードバックと実習生の教案の改善点が紐付け可能なログ機能の実装を目指した。さらに開発したシステムを実習生に実際に使用してもらい、自動採点・自動フィードバックの使用感およびシステムのユーザビリティーを質問紙およびインタビューにより収集する予定であった。しかし、システムの根幹部分の開発が予定通りに進まず、最小限の機能を有するプロトタイプの完成が2023年度末にずれ込んでしまった。それに伴い、本研究の根幹部分であるシステムを利用した教案の修正学習に関する実験等は未実施である。
一方で、本研究の関連分野である教師の意思決定、教師教育、マイクロティーチング等に関する文献を収集し、システムを使った教案の修正学習に関する分析に有用な調査を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2023年度は2022年度からのシステム開発の遅れを取り戻すべく研究を進める予定であった。開発を目指すシステムでは、自然言語処理で用いられているMeCab、CaboCha等を使用した解析と日本語教育における「文型」という単位を組み合わせて解析し、その解析結果を利用して計算する必要がある。しかし、この形態素解析と「文型」の組み合わせを登録する作業に時間を取られてしまい開発が遅れた。しかし、2023年度末には「文型」の登録は終わり、2024年度からweb上で動作する予定である。

Strategy for Future Research Activity

2024年度は開発途中ではあるがシステムを稼働させ、実際に日本語教員養成課程の教室において使用する予定である。想定している授業は、実習生が作成した模擬授業へ向けた教案をシステムに入力し、採点と考慮を要する箇所に関するフィードバックを自動で得る。そのフィードバックを契機として、まずは個人で教案の改善方針を立てる。その後、グループになり各自の教案とシステムからのフィードバックを読み合い、フィードバックを契機とした討論をすることで、自分とは異なる視点の気付きを促す。このグループでの討論において、どのような視点が発生し、話し合いがなされるのかデータ収集を行い、分析する予定である。また、討論における気付きが、どのように教案の改善に結びついているのかも検討する。

Causes of Carryover

システム開発が遅れたため、開発を依頼していた会社への支払いが行われなかった。今年度はシステム開発に進捗がみられる予定であるため、前年度使われるはずであった開発費を今年度支出する予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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